約 5,060,847 件
https://w.atwiki.jp/ssfate/pages/784.html
EX アメノウズメ ウトナピシュティム ヘルメス・トリスメギストス A+++ なし A++ 長曽禰興里 A+ クテシビオス スカサハ(魔) トバルカイン ルドルフ2世 劉伯温(劉基) A イムホテプ キルケー ダヴィンチちゃん(男) ハサン・サッバーハ(呪) フランソワ・マッカンダル フルカネルリ ポセイドニオス 商鞅 無銘(王妃) 竜吉公主 A- ハーマン 卑弥呼 大月源 B++ なし B+ イルゼ・コッホ カタリナ マリア・ホル ユスティニアヌス 松旭斎(小)天勝 聖徳太子(魔) B アイアンメイデン イブン・ハルドゥーン カサンドラ ジュリアス・シーザー(魔) ダユー デカラビア デルピュネー ヒュパティア ピコ・デラ・ミランドラ フランソワ・デュヴァリエ B- ルネ・デカルト C++ なし C+ セドナ(魔) C アイヌラックル(魔) アガサ・クリスティ アニエス・ソレル エドワード・ヒックス エド・ゲイン オルフェウス キルデール サッフォー サラ・ウィンチェスター ティルタマス C- ヘリオガバルス(魔) D++ なし D+ ヴァン・ヘルシング D キティ(アンネの日記) ナーサリー・ライム(ポケットモンスター) ボーディダルマ マザー・シプトン 吉田東伍 D- ガヴリロ・プリンツィプ E++ なし E+ なし E ナルメル 細川政元 鳥山石燕(佐野豊房) E- ハイルブロンの怪人(B) その他分類 変動 アラクネ 壱与 未保有 ハワード・フィリップス・ラブクラフト 喪失 アピシウス エンヘドゥアンナ ハイヌウェレ パルテニアス ブラム・ストーカー マリー・アントワネット(魔) 望月千代女(魔) 鉄棒ぬらぬら 派生スキル 道具作成(衣) テオドラ 道具作成(データ) 范蠡(TS)
https://w.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/7443.html
Newsがわかる 6月号 関連ページ Newsがわかる 6月号 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事194 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1335228519/230 46ページ 全国小・中学生学力カップ 全面カラー 50ページ 株式会社高速オフセット 全面カラー 56ページ 日本醤油協会 全面カラー 59ページ 株式会社ヒューマニック 韓国のお友達と英語を学ぼう! 全面カラー 60ページ (財)国語作文教育研究所 全面カラー 株式会社高速オフセット 大阪市北区梅田3丁目4番5号 毎日新聞ビル6階 http //www.kousoku-offset.co.jp/ 株式会社ヒューマニック 東京都新宿区新宿4-3-17 ダヴィンチ新宿5F http //www.humanic.co.jp/ (財)国語作文教育研究所(宮川俊彦表現教育研究室) 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル内1階 http //miyagawa.tv/ 関連ページ 2012年1月- 6月 毎日新聞に広告を出していた企業
https://w.atwiki.jp/vgmginfo/pages/229.html
ベジマギ攻略VGMGトップ イベント ●私(パクチー)のこと好きになってくれますか? ~あらすじ~ おかしの焼ける甘い香りに混ざって漂う独特なあの香り。手作りおかしでお茶会をひらくことに決めたパクチー。隠れて準備をしていたら、やさいたちに声をかけられて、びっくりして逃げちゃった!? 逃げるパクチー、追いかけるやさいたち。パクチーの仲良しお茶会作戦は無事成功するのかな? #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ベジマギイベント) ●イベントやさい 兼 人気投票 選択肢 投票 双剣の闇星サケツバタケ (5) 天衣無縫サヤエンドウ (3) 青蒼の氷牙アイスプラント (2) 巨神の錬金術士パクチー (5) ●イベントアイテム ポンポンキャンディー(赤R・初級〜○級でドロップ・∞交換可能) チョコの木馬(黄SR・○級〜○級でドロップ・∞交換可能) クッキーの家(緑SSR・上級以上でドロップ・∞交換可能) ●ミッション達成報酬 海辺の街クリア → Rガチャチケット 交易の街クリア → Rガチャチケット 山間の隠れ里クリア → Rガチャチケット2枚 ●ポイント交換所 - パクチー応援ポイント ホーム → 画面下のバナー → ポイント交換所へ 成長促進剤 16個まで スタミナ回復剤 8個まで Rガチャチケット 4枚まで 4種類のイベントやさいの種 Lv100まで ●エリア・ステージ エリア ステージ スタミナ 特別ルール イベントポイント 全滅勝利 ボス撃破 敵陣制圧 ←3つ達成 ステイルメイト 海辺の街 【初級】逃げるパクチー 4 500 ポンポンキャンディーの種 チョコの木馬の種 【初級】応援するやさい 4 1000 【初級】協力するやさい 4 1500 【初級】秘密の仲良しレシピ 6 2500 スタミナ回復剤 【中級】潮風通りを抜けて 7 3000 チョコの木馬の種 【中級】おかしの材料集め 7 3500 【中級】焼き上がりは? 7 4000 【中級】レシピは未完成!? 9 5500 スタミナ回復剤 交易の街 【上級】たりないスパイス 13 6000 チョコの木馬の種 クッキーの家の種 【上級】香辛料通り 13 要:サケツバタケ 6500 【上級】お腹がぐぅ~ 13 要:サヤエンドウ 7000 【上級】おかし作りは悪戦苦闘 15 要:アイスプラント 8500 スタミナ回復剤 【超級】パクチーまであと少し 22 要:パクチー 11500 クッキーの家の種 【超級】パクチー大好き 22 要:サケツバタケ 12000 【超級】繰り返される問い 22 要:サヤエンドウ 12500 【超級】壮大な追いかけっこ 25 要:アイスプラント 15000 スタミナ回復剤 山間の隠れ里 【狂級】お茶会の招待状 30 要:パクチー 30000 クッキーの家の種 スタミナ回復剤 ●コメント欄 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/246.html
真紅、と名乗った彼女が語った内容は、上条にして意外ではあったが、驚きにまで値するものではなかった。 ローゼンという人物に作られた人形であること。ローゼンは、上条が言うところの魔術師のような人物であるということ。 自分はローザミスティカと言うモノで動いており、それが人間で言うところの魂であるということ。 ローザミスティカは元々ひとつのものを分割したもので、自分以外に六人(六体?)の姉妹がいるということ。 そのローザミスティカを集めてアリスになることが目的であり使命であり、姉妹同士で戦っている、ということ。 真紅の要請によって淹れた紅茶が、上条のカップで冷めたしまったころに、何度か脱線を繰り返した彼女の話は終わった。 真紅「と、いうわけよ。わかってもらえたかしら」 カチャリ、と音をたてて、真紅はカップをソーサーの上に置いた。 カップは真紅の手でも扱える、小さなものだ。以前、インデックスと買い物に出かけた際に、彼女が面白がって購入したものである。 上条「いや、わかったけど・・・」 もう湯気を立てなくなった自分の紅茶に目を向けながら、上条は頬を掻いた。先ほど真紅にひっぱたかれた場所だが、もう痛みはない。 真紅「?」 言いよどむ彼の様子に、真紅が視線を向ける。 上条「なんつーか、結構にヘビーなお話で、上条さんとしてもなんとコメントしていいのかわからないのですよ、はい」 色々と覚えることがあったようだが、とりあえず上条の心に堪えたのは『姉妹で戦っている』という点だった。 ローザミスティカは真紅を含む姉妹たちの命である。集めるということは、結局、奪いあうということだ。 それは殺し合いに等しい。 なるべくなら争いごとをしたくない、話し合いですむならそれに越したことはない。 そんな思考が基本である上条にしてみれば、いくらそれが真紅たちの使命とはいえ、あまりにもあまりにもだと思う。 だが、そんな彼の思考を読んだかのように、真紅はふわりと、微笑みを浮かべた。 真紅「大丈夫よ、当麻」 上条「え?」 真紅「貴方の考えていることよ。きっと、姉妹で殺し合いをするなんて、とか、考えているのでしょう?」 上条「な、なんでわかったんだ?」 真紅「顔に書いてあったのだわ。話し合いや他の方法はないのだろうか、って」 上条「う」 完璧ピタリと言い当てられ、上条は若干狼狽した声を上げた。 それを見て、真紅がくすくすと笑う。そして、続けた。 真紅「安心しなさい。私は、戦って奪おうとか、そういうことはもう思っていないわ」 上条「そうなのか?」 真紅「ええ。私は私のやり方でアリスを目指しているの」 真紅「私たち姉妹の争い・・・アリスゲームと言うのだけれど、その結果で得られるのは、あくまでもローザミスティカよ」 上条「・・・・・・」 真紅「でもよく考えて当麻。もし私が他の姉妹を倒し、ローザミスティカをひとつに纏めたとして・・・それで本当にアリスになれるのかしら?」 上条「え? でもだって、真紅を作ったそのローゼンってのが、そう言ったんだろ? じゃあそうなんじゃないのか?」 真紅「そうかしら? 私が初めて目を覚ましたときには、もうお父様は傍におられなかったわ。直接聞いたわけじゃないの」 真紅「それに何より、もしローザミスティカをすべて集めてアリスになれるなら」 真紅はちらり、と上条を見る。 上条は真剣な瞳をこちらに向けてきていた。争いごとをしない、という真紅の言葉に、それだけの真剣さを持ってくれているのだろう。 真紅「・・・お父様は、私たちを創らずにアリスを作れば良かったのだもの」 上条「あ、なるほど」 得心したように、上条はうなずいた。 実際、そうだ。完璧なローザミスティカが手元にあるのに、わざわざそれを砕く必要はない。完全にすればアリスになれるのであれば、初めから完全なものでアリスという存在を作ればいいのだから。 真紅「そう。だから私はアリスゲームに依らない方法でアリスを目指す。それが正しいのかはわからないけれど、ね」 上条「・・・・・・」 真紅「・・・当麻? どうしたの?」 軽く目を見開き、驚いてますよー、という感じの表情を浮かべる上条に、真紅が眉をひそめた。 だが彼はそんな真紅の視線にかまうことなく、はー、と安堵のこもったため息をついた。 真紅「当麻?」 上条「あ、すまん。ちょっと力が抜けちまった」 真紅「・・・・・・」 そしていまだ眉をひそめたままの真紅を見て、パタパタと左手を振る。 上条「いや馬鹿にしたとかそういうんじゃなくて、よかったな、と思ったんだよ」 真紅「よかった?」 上条「ああ。だって真紅はわざわざ戦うつもりはないんだろう?」 真紅「ええ」 上条「俺もはっきりいって、誰かが誰かと揉めてるのなんか見たくないし、それが多少なりとも知ってるやつならなおさらだ」 真紅「・・・・・・」 上条「もし真紅がアリスゲーム? にノリノリで他の姉妹を探してデストローイってことを平気で言うやつだったら・・・インデックスには悪いけど、真紅とは笑って話をするのが難しそうだったからな」 そう言って、ああよかった、などと呟きながらカップに手を伸ばし、冷めた紅茶を飲む上条。 その様子にはまるっきりこちらの言葉を疑う風はなく、完璧に安心を楽しんでいるように見えた。 真紅「・・・ねえ、当麻」 上条「ん? なんだよ」 真紅「貴方、周囲の人からお人よし、とか、にぶちん、とか、単純、とか、馬鹿、って言われること、多いと思うのだけれど・・・どう?」 上条「ぐっ! な、なんでほとんど初対面の真紅がこの上条さんの被対人評価を的確に把握しているのでしょうか・・・!」 真紅「ふふっ、それはわからないほうがおかしいのだわ」 上条「だ、だからなんでだよっ?」 真紅「それは自分で考えなさいな。もっとも、私にこの言葉を言わせている時点で望み薄だと思うのだけれど」 上条「・・・・・・」 やけっぱち気味に紅茶を飲み干す彼を見ながら、真紅も自分のカップに手を伸ばした。 口元に持ってきた紅茶はもう冷めている。だがこれは、上条が他でもない自分に入れてくれたものだ。すべて飲んでから、温かいものを所望するのが礼儀というもの。 真紅(・・・私が紅茶で妥協を許すなんて、ジュンに会う前なら考えられないことなのだわ) くすり、と笑う真紅。 その目の前で、上条が綺麗に空いたカップを下ろした。 上条「ところで」 真紅「? なに?」 上条「真紅はなんで今頃、こっちに寄越されたんだ? やっぱりインデックスがそっち側に頼んだからか?」 真紅「え?」 上条「ん?」 お互いに、変な顔。 やや沈黙があってから、真紅が首を傾げる。 真紅「ごめんなさい当麻。私には貴方が言っている意味がよくわからないのだわ」 上条「いやいやいや、だって真紅、いきなりここに着たじゃん。昨日、つーか今朝まで、こんなでかい鞄はうちになかったし」 真紅「それはそうだけれど・・・でも、インデックスというのは何かしら? 何かの目録?」 上条「は?」 真紅「え?」 上条「ちょ、ちょーっと待ってください。この上条さん、ちょっと混乱してきましたよ」 真紅「え、ええ」 真紅(・・・なんで敬語になるのかしら) 上条「えーと、真紅さん。貴女はインデックスさんの持ち物であり、そのインデックスさんが向こう側に送ってくれ、とか言って、こっちに寄越されたんではないのでせうか?」 真紅「違うわ。私を呼んだのは当麻、貴方の方だもの」 上条「俺ぇ!?」 真紅「そう。貴方はホーリエの問いに応えたでしょう。だから私がここに来たのよ」 上条「ほーりえ?」 真紅「ええ。巻くか巻かないか。貴方がそこで巻くことを選択したから、私はここにいるのだわ」 上条「・・・・・・」 上条の脳裏に、さきほどまでの自分の行動がリピートする。 朝起きて、顔を洗って、そんなことをしていたらインデックスが「ご飯食べに行って来る!」と泊まりにいくとは思えない言葉でスフィンクスを連れて出て行って、これ幸いと家事を片付けようと布団を干そうとして――― 上条「あ」 思い出した。あのときだ。 確かに自分は、あのうさんくさい手紙に書いてあったとおり『巻きます』に丸をして紙飛行機をした記憶がある。 真紅「心当たりがあるようね」 その表情を見て取って、真紅が言う。 上条「え、じゃあ真紅さん。もしかして真紅さんは・・・インデックスさんの関係者じゃない・・・?」 真紅「それはこちらが聞きたいことなのだわ。インデックス、というのは、貴方の口ぶりから察するに人名のようだけれど・・・」 問いかけの視線を向けてくる真紅を無視して、上条は頭を抱えた。 上条(またかーっ! またこんな感じで何かに巻き込まれたのか俺っ! いやでも巻きますに○したの俺だし、紙飛行機したのも俺・・・うあああ、お、俺が原因じゃんっ!) 上条(いやまてまて早まるな上条当麻! ここはしっかりと事実関係の確認をとらねば! またいつものように怒涛の面倒ごとコースにいくのはごめんですよっ!) 真紅「当麻? 大丈夫?」 心配そうな表情の真紅。 だが上条はその声色をとりあえず置いておいて、顔をぐっ、と振り上げた。 上条「真紅、ちょっと確認したいんだけど・・・」 と、上条が口を開く。 同時。 真紅「―――っ!」 真紅がいきなり、己の背後の窓に振り返った。 上条「!?」 突然の動きに上条が言葉を飲み込んだ。 真紅「危ないっ! 下がりなさい!」 真紅がソファーを蹴って上条に跳びついた。 上条「っ!?」 反射と、そしていままで幾多の修羅場をくぐってきた上条の経験が、彼の体を突き動かす。 上条の左腕が真紅の体に回り、その身を強く抱えた。同時に足で床を蹴り、背後に跳躍。 そしてその右手―――それが異能であるならば、あらゆるものを打ち消す力を宿した右手を握りこみ、己の目の前にかざす。 上条がさきほどまで座った位置から距離にして5歩分後ろに下がった、ちょうどそのとき。 破砕音! 上条家のベランダ。そこに面した窓が外からの衝撃に一気に砕け散った。 室内に撒き散らされたガラスが、幸いにも上条のいる位置までは飛び散ってこなかった。 曲がりなりにも能力者を預かっている学園寮だ。何かの災害、もしくは能力の暴発で窓が割れることは想定されている。車のフロントガラスのように、多少の衝撃ではヒビが入るだけ。砕けても、ばらばらにあって周囲に飛び散らない材質のものが使われている。 しかし、その代わりというわけでもないだろうが、飛び込んできたものは、そこにいた。 黒色のドレス、黒色のヘッドドレス、黒色の靴。そしてその背に生える黒色の翼。 真紅の赤に対してなお、その身に纏った黒が映えるのは、その透き通るような見事な銀髪のせいだ。 真紅と同じような小さな体、真紅と同じような白い肌、真紅と同じような、整った顔立ちのそのモノは、真紅とはまったく違う妖艶な微笑を口元に浮かべ、真紅が先ほどまで座っていたソファーの真上に浮遊していた。 真紅「・・・水銀燈!」 上条の腕の中で、赤が小さく、しかし鋭く囁いた。 それに応ずるように、黒がその目を真紅に向ける。 「お久しぶり、真紅」 口元に浮かぶ妖しい笑みは変えないままに、艶味を帯びた声がリビングに響いた。 上条「な・・・」 上条の口からあっけにとられたような声が漏れた。 いきなりの窓の破壊。それと同時に飛び込んできた影。 問答無用で、敵である。少なくとも上条には窓ガラスを突き破って訪問してくる知り合いはいない。 約一名、ベランダにひっかかっていたという訪問者も過去にはいたが、その訪問者はいまは同居人である。 その敵と思しき相手が、真紅と見た目は親しげに挨拶を交わしている。上条が一瞬だけ戸惑うのも無理はない。 真紅「・・・やっぱり、窓というのは不便なものだわ。こうして容易に侵入を許してしまう。英国で窓税があったのも頷けるのだわ」 真紅が散らばる破片と、黒―――水銀燈とを交互に見ながら言った。言葉はおそらく、ただの軽口なのだろう。しかしその内容とは裏腹に、口調には緊張感が満ちている。 水銀燈「ずいぶんお久しぶりねぇ真紅。その男が新しい主人なのぉ? ・・・ふふ、相変わらず男が好きなのね。いやらしい」 くすくすと笑うその仕草は真紅のそれに通ずるところを持ちながら、しかし、まったく異なった破滅的な色を帯びている。 真紅「大きなお世話よ水銀燈。当麻は私のマスター。それ以上侮辱するなら、許さないわ」 ぎゅっ、と上条のシャツを、その小さな手で握る真紅。 それは不安に駆られた行動のようにも見え―――逆に、上条を少しでも守ろうとするような、そんな仕草にも見えた。 水銀燈「うふふふふ・・・怒った顔も相変わらず、不細工なのね」 真紅「・・・・・・」 真紅は挑発に乗らない。ただ沈黙を返すのみだ。 何も言わない真紅に、水銀燈は、ふん、と詰まらなさそうに鼻を鳴らす。 水銀燈「・・・つまんなぁい。あなたなら絶対に乗ってくると思ったのに」 上条「・・・おい、真紅。こいつが、お前の言った『姉妹』なのか?」 上条はわずかに腰を落とし、油断なく水銀燈と呼ばれた人形を見ながら問うた。 相手の黒い翼は羽ばたいていない。それでもなお空中に浮かんでいるのは、何かしらの能力の作用に違いない。 それに、窓ガラスは相手が入ってくる前に割れ砕けたのだ。何か飛び道具のようなものをいきなり飛ばしてくることだってあり得る。 慎重すぎて困ることはない。 魔術師との戦いで身にしみた教訓が、上条の右手を下げさせなかった。 真紅「そう。彼女の名前は水銀燈。私と同じ、薔薇乙女よ」 水銀燈「いやだわぁ真紅。自己紹介くらい、自分でさせてほしいものねぇ」 そう言って、水銀燈は真紅から上条に視線を移した。 水銀燈「はじめまして、人間。わたしの名前は水銀燈。誇り高き薔薇乙女の第1ドール」 上条「・・・・・・」 水銀燈「よろしくねぇ。そして、」 その言葉に合わせ、ぶわっ、と音をたてて、黒い翼が持ち上がる。 上条「!」 水銀燈「さようなら」 水銀燈の翼から、数条の黒い羽が飛び出した。 その鋭利な根元を前に向け、一直線に上条に向かう。 上条「うおっ!」 床を左に蹴る上条。一瞬遅れて、いままで上条の頭があった場所を羽が凪いでいく。 水銀燈「あら残念。その不細工な顔を、もっと見れるようにしてあげようと思ったのに」 羽をかわされた水銀灯が、ばさり、と再び翼を羽ばたかせた。左側に移動した上条に正対し、まだカップが載ったままのテーブルに着地する。 真紅「やめなさい水銀燈!」 水銀燈「おばかさぁん。なんでやめる必要があるのぉ?」 翼がさらに大きく羽ばたいた。 水銀燈「もうアリスゲームは始まっているのよぉ? わたしと会えばこうなることくらい、わかってたでしょう」 真紅「水銀燈!」 再びの射撃。 上条「くっ!」 対する上条は崩した体制を床に手をつくことで整えると、再び床を蹴る。 リビングからキッチンに飛び込んだ。置かれている棚に手を突き、さらに跳躍。キッチン中央付近で体制を立て直すと、右手を構えながら真紅に視線だけ向けた。 上条「真紅っ! 大丈夫か!?」 相手の放ってくる羽は、とてもじゃないが目でおえる速度じゃない。上条は反射だけで羽をよけているのである。 飛んでくるシステムはわからないが、おそらく魔術によるものだ。もしくは、能力か。いずれにしても異能には間違いない。 だが、それが異能であり、打ち消すことができると言っても、それと上条の防御行動とは繋がらない。 レールガンを上条が防御できるのは、その電気的特性ゆえに、右腕を突き出せばそこに集まるようになっているからに過ぎない。黒い羽に、そんな特性を期待するほど楽天家ではなかった。 何より、右手はひとつだけだ。同時に複数飛んでくる羽には対処できないのである。 真紅「ええ、私は」 水銀燈「人のことの心配をしている余裕があるのぉ?」 水銀燈の声が、真紅の言葉をさえぎる。 あわてて視線をあげる上条。テーブルから飛び立つように、水銀燈がこちらに文字通り『飛び掛って』きていた。 上条「!?」 上条の顔が引きつる。いつのまに取り出したのか、どこに持っていたのか、その両手には大振りの剣が握られていた。 上条「ちょっ、どこからっ!」 そんな抗議の声を無視して、一飛びで間合いを詰めてきた水銀燈の手が、剣を振り下ろした。 上条「くうおおっ!」 全身全霊で身を捻り、真上からの一撃を回避する。左肩を引き、半身になった上条。その左頬、左肩、そして抱えた真紅のドレス裾ギリギリを通って、剣先が床に傷をつけた。 回避成功。だがその代償は大きい。 元々上条に格闘経験はないのだ。けんか慣れしているせいもあって下手な格闘家よりもずっと荒事には強いが、だからと言って技術的に卓越しているわけではない。 無理な方向転換。そのせいで、上条の脚がもつれる。疲労ではない。元々、回避できるタイミンや体勢ではなかったのである。 バランスが崩れ、右手を床についた。 上条「っ!」 捻挫した手首が痛み、上条の体がこわばった。 それを見逃す水銀燈ではない。 水銀燈「うふふ」 ぞっとするような笑みを浮かべ、黒い人形が剣を構えた。バッターのように肩に担ぐ構え。位置関係は、上条から見て左斜め上。 そのまま斜めに振り下ろせば、真紅ごと彼の体は両断される。 右手は床についてしまい、すぐには振り上げられない。左手は真紅をかかえている。まさか彼女を盾にするわけにはいかない。 振り上げられた剣が下ろされれるまでの一呼吸。 上条(くそっ! なんかないのか! あれを防げるような・・・!) 上条は諦めない。視線をめぐらせ、現状を打破できるものを探す。 だがその努力をあざ笑うかのように。 水銀燈「さようならぁ」 上条の耳に、剣が振り下ろされる、ぶん、と小気味よい音が響いた。 剣が振り下ろされる。 もしもここで戦っているのが上条だけだったならば、ここで彼の物語は終わっていただろう。 生身で刃を受け止める術はなく、剣が魔術の産物であったとしても右手を向ける暇はないのだ。 だが。 「させない!」 袈裟懸けが上条の体に到達する、その直前。 真紅が己の体に巻きついている上条の腕を掴み、その輪から滑り落ちるように下方に体を引っこ抜いた。 ちょうど逆上がりをするような形で、真紅の両足が弧を描く。 赤みを帯びた黒い靴。その裏側が、剣を握る水銀燈の両手部分を真下から蹴り上げた。 「!?」 まったく予想していなかった方向からの一撃に、腕ごと剣が持ち上がる。 「いまよ!」 「っだあああ!」 腕にぶらさがる真紅の声に応え、上条が右手で床を強く突いた。 床を押すその反作用を利用して、一瞬で腕を持ち上げる。動きは、そのまま右ストレートに変化した。 包帯を巻かれたコブシが、掬い上げるように水銀燈の左肩に突き刺さる。 「きゃあっ!」 大きな衝撃が走り、弾き飛ばされる水銀燈。真紅に不意を突かれたところに、さらなる一撃だ。 体勢制御をすることもできず、キッチンの壁に背中から叩きつけられる。 「くっ・・・!」 壁に寄りかかるように落下しかけ―――すぐにまた浮上する。 コブシはまともに受けたが、場所が良かった。ダメージはそう多くない。 それよりも『たかが人間』に一撃を受けたことの方が、よほどに彼女の精神にダメージを与えていた。 だが、精神的な動揺はむしろ、 (まだ動けるのかこいつっ!) 上条の方が大きい。 コブシは間違いなく当たったはずだ。剣の方はわからないが、水銀燈本人は間違いなく異能に属する存在だ。 幻想殺しをまともに受ければ良くて機能停止、悪ければ崩壊するはずである。 「くそっ!」 だが現実に相手は動き、戦闘は続いている。 上条は胸中の疑問を握りつぶし、再び右手を構え―――そして、気がついた。 右手には、いまだ包帯が巻かれていることに。 幻想殺しの大前提。直接触れること。それが、この状態ではできない。 さきほど真紅の平手のときに気がついていたはずなのに、完璧に失念していた。 しかしそれは無理もない。 平手の後は、真紅の存在にまつわる話を聞き、その直後にいきなりの戦闘である。おまけに相手は飛び道具を使ってくる存在だ。 敵から一瞬たりとも目が離せず、しかも飛ばしてくる羽は幻想殺しを試す気になれないほどの早さがある。 いまの今まで、右手に気を払う余裕などなかったのだから。 「当麻!?」 追撃、もしくは逃走のチャンスにいきなり硬直した上条に、真紅が焦りをたたえた瞳を向ける。 「くっ!」 上条は左手で再度真紅を抱えながら一瞬だけ包帯に目を向け―――そのまま、水銀燈に向けて突進した。 包帯の巻き方はかなりうまくなっている。結び目を適正に引っ張れば、片手でも、あるいは口ででも外す事が可能だ。 そして相手は間違いなく自分を殺そうとした相手。話し合いもほかの手段も、通じそうにない。 (でも、だからって、殺せるかよ・・・!) それでも上条は、幻想殺しを振るいたくなかった。 相手が人格を持つ存在であること。そして何より、腕の中の真紅が姉妹と呼んだ相手だ。 さっきは余裕がなかったこと、左手がふさがっていたこと、利き腕が右だったことで殴りつけてしまったが、気がついてしまったいま、自らの意思でそれをするのは、やはり無理だ。 そういう意味では、包帯は巻かれていたのはむしろ幸運と言える。 今から倒そうとする相手が無事なことに内心で安堵する上条。 上条は痛む手首を無視して、コブシに更なる力を込めた。 まずは相手を戦闘不能にするしかない。その上で、真紅に説得してもらう。 キッチンは狭い。上条にして一足飛びで端から端まで移動できる。 水銀燈はまだ体勢を立て直しきっていない。構えたコブシを叩き込むだけの余裕は十分にあった。 しかし。 「このっ、人間めええええ!」 ギンッ、と音が聞こえるかと思うほどの鋭い視線を向け、水銀燈が吼えた。 同時に彼女の翼が、大量の羽を放つ。 「危ない!」 「!?」 真紅の声が響くが、突進している上条に回避の方法はない。 (―――っ!) 上条の目が、今朝掃除をしようとして壁に立てかけていたテーブルを捉えた。 折りたためない脚がこちらを向いており、それは左手側、ちょうど手の届く位置で――― 「うおおっ!」 踏み出した左足。そこを軸にして、上条は背面に体を回した。 突進の勢いがそのまま、回転の速度に変わる。 大きく弧を描いた彼の右手がテーブルの脚を掌握。回転の勢いを殺さず、引っこ抜くようにして正位置に回り戻る。 「!」 水銀燈と真紅の息を呑む音が同時に上条の耳に届いた。 視界を塞いでいるのは、テーブルの天板の内側。そこからいくつも羽の先端が突き出した。 だがそこまでだ。羽は分厚い板を貫通することまではできない。 「だあああっ!」 上条は止まらない。 素早くテーブルの脚を放し、床についた右足に体重移動。身代わりに浮き上がった左足で、天板裏の中央付近を真正面に蹴りつけた。 テーブルが真横に跳ね、いまだそこにいた水銀燈に叩きつけられる。 「きゃあああっ!」 バキン、とテーブルにヒビが入る音。それを聞きながら、上条は即座に身を翻した。 己の攻撃の結果がどうなったのか確認せず、キッチンからリビング、そのまま玄関に続く廊下に跳び出していく。 「当麻!? どこにいくの!?」 「部屋の中じゃ無理だ! 広いところに出ないと・・・!」 叫びながら廊下を抜け、脱ぎっぱなしにしていた靴に足を突っ込む。 そのまま蹴りあけるようにして玄関を出た。 人の気配はない。今日は連休初日。みんな街に出て遊んでいるのだ。こんな時間でも部屋にいるのは、インドア派か、街に出て遊ぶ金のない上条くらいのものだ。 だがそれは上条にとっても都合がいい。 相手は拡散する攻撃を使う。狭い室内でかわせたのは、運が良かったからにすぎない。もっとも上条の運は幻想殺しに遮断されているので、この場合は真紅の方の運なのかもしれないが。 そしてあの攻撃に晒されて、自分以外の誰かを護る余裕はないのだ。 「・・・・・・」 腕の中の真紅は上条の言葉に否と言わない。もう倒したのではないか、とも言わない。 彼女は知っている。 自分の知る水銀燈は、あの程度でなんとかなる相手ではないということに。 そしてその予想を裏付けるように。 「許さない! 許さないわ! 人間! 真紅っ!」 開け放したドアを、怒気に満ちた声が通り抜けた。 怒声を背中に受けながら上条は走る。目指すのは廊下先にあるエレベーターだ。 確かに外に出た。だが状況はそれほど好転したわけではない。廊下にいたんでは、部屋の中とそれほど変わ らない。いや、遮蔽物がないだけ、室内よりもまずい可能性がある。 上条が目指すのは屋上だ。あそこなら十分に動き回れるスペースがあり、落下防止用のフェンスがある。出 入り自由で誰か来るかもしれないが、何もないコンクリート打ちっぱなしに好んで人が来ることはまずない 。 走る上条。10秒もあればエレベーターに到着できる。 「と、当麻。少しで、いいから、ちょっと、話を・・・」 「ごめんわりぃすまんちょっと待ってエレベーターに乗るまでは!」 揺れているせいできれぎれに真紅がなにやら言ってくるが、残念だがいまは構っていられない。 小さく「左手の指輪・・・」とか聞こえた気がしたが、左手は真紅自身を抱えている。確認するのは無理だ 。 そして遠く見えていたエレベーターが近づいてくる。一度中に入れば水銀燈も追ってこれまい。何らかの力 で破壊するにしても、そこは能力者用の寮。耐久性も折り紙つきだ。 『魔女狩りの王』級の攻撃力でもなければ、すぐには突破できないだろう。 「よし!」 エレベーターの前に到達する上条。背後ではまだ水銀燈は出てきていない。テーブルサンドイッチが余程に 聞いたのか、それとも、室内を探していたのか。 ともあれ、上条は殴りつけるようにして上昇ボタンを押し――― 「!?」 上条は驚愕に目を見開いた。 上条の視線の先。なんの変哲もないエレベーターのボタン。 普段であれば何も意識せずとも押しこむことのできるボタンが、まったく動かない。 それは機械的に反応しないと言うわけではない。本気に近い力で押したにも関わらず、ボタンが1ミリたり とも押し込まれていかないのだ。 (なっ・・・! こいつはっ・・・!) その光景に、上条は覚えがある。ちょうどいまのように、エレベーターが使えなかったときと同じ状況。 三沢塾。 「ちくしょうっ!」 バン、とボタンを本当に殴りつける上条。だが帰ってくるのは、硬い硬い感触と、捻挫に響く衝撃だけ。 「どうしたというの?」 真紅が上条の顔を見上げてくる。彼女からしてみれば、エレベーターまで来たというのにボタンに八つ当たりをしているように見えるのだ。 「結界が張られてやがる!」 「結界?」 「ああ、コインの表と裏で―――」 言葉は途中で遮られる。 ドゴッと鈍い音が背後から響き、 「しぃんくゥゥゥ・・・にんげェん・・・!」 ゆらり、と黒い影が、上条の部屋のドアから姿を現した。 「・・・おいおい、ちょっと見ないうちにずいぶん派手になってますねぇ、あの人」 振り返った上条が口元に虚勢の笑みを浮かべ、歯を噛み締める。 「水銀燈・・・!」 その腕の中で、真紅が強張った声を出した。 黒い人形は、さらにその色を増していた。 背の羽は大きく開き、その面積を3倍ほどに膨らませている。さらに周囲には、彼女を護るように、無数の羽が散らばり、渦を巻いていた。 少し離れてみれば、黒い渦巻きのようにも見えただろう。 だが何より真紅の危機感を煽ったのは、 (人工精霊!) 水銀燈の目の前に浮いている紫色の光球の存在。 あれを出してきたということは、もはや水銀燈に遊ぶつもりがないと言うことだ。 「当麻、もう時間がないわ」 「ああ、わかってますよ真紅さん。あんな熱い目で見られたら、もうかなりテッペン入ってんだろうなぁ、ってことぐらいは」 軽口をたたく上条だが、内心はそんな余裕はまったくなかった。 状況は最悪だ。遮蔽物のない直線廊下の、完全な端。さらにやっかいなことに、コインの結界によって脱出口はなくなっている。 目の前には大層ご立腹な様子のクールビューティー。しかも、下手をすれば水銀燈とは別に魔術師だか錬金術師だかがいる。 仮に水銀燈がこの結界の主だとしても、核そのものが近くにあるとは限らない。水銀燈自身が核だったとしても、上条には彼女を破壊することはできないのだ。 だが真紅の言葉は、上条の軽口に応えるものではなかった。 「そうじゃないの。お願い、聞いてちょうだい」 「真紅?」 穏やかだが切迫した口調に、上条はつい、水銀燈から視線を外して真紅を見た。 真紅は上条をじっと見上げたあと、代わりとでも言うように、水銀燈に視線を移す。そのまま、続けた。 「水銀燈は本気よ。さっきまでは私が契約してなかったことと貴方がただの人間だったから、油断もあったようだけれど・・・もう完全に力を振るうつもりでいるわ」 「・・・・・・」 さっきまでのは本気じゃなかったのか、と上条は口元をさらに引きつらせた。 「このままじゃ私も、貴方も助からない。だから当麻。もしも貴方が自分と私を護りたいと思うのなら」 すっ、と真紅は、自分を抱える上条の左手に、小さな手を這わせた。 「えっ、なんだこれ」 上条は状況も忘れて、自分の指を見た。左手薬指に嵌っている、小さな指輪。 もちろん上条にこんなものをつける趣味はない。趣味はないどころか、買うようなお金もない。その上、こんな位置に指輪をつけるような相手もいないのだ。 つけた覚えのない指輪。それが、自分の指に嵌っている。 「誓いなさい。薔薇の指輪と、貴方の誇りにかけて。私のローザミスティカと、私の意志と、私自身を護ると」 「誓い?」 まるで場にそぐわない、厳粛な言葉が上条の耳に届く。 だが真紅は上条の疑問に近い声に応えず、 「そうすれば私は私の意思と誇りを持って、貴方を護るわ」 と、告げた。 「あはははははっ!」 「!」 真紅の言葉に上条が何か反応するその前に、廊下に大きく哄笑が響いた。 視線を転じれば、大きく広がった翼をはためかせ、水銀燈が空中をすべるようにしてこっちに向かってきている。 彼女の手の中の剣は魔術の作用か、彼女の怒りに反応したのかさらに一回り大きくなっており、周囲に滞空していた羽は、残らずこちらに先端を向けていた。 さらに彼女の目の前に浮かぶ光球が見るからに強力な光を纏ってそれに続く。 「やべえっ!」 上条が真紅を抱く腕に力を込めた。 どこに逃げる? 完全に直線コース。こっちは廊下の端。背後のエレベーターは開かない。剣と羽すべてを幻想殺しで受けるのは不可能。 飛び降りることはできない。真横にある別室のドアもドアノブに触れることすらできない。 この場所で回避しきれるほど弱い相手じゃない。光球の正体がわからない。 どうする? どうする!? どうするっ!? 「当麻、どうするの?」 「―――」 真紅に目を転じる上条。 見上げてくる彼女の瞳は、真摯で、まっすぐなものだ。 「貴方が私の言葉を信じてくれるのなら、この指輪に口付けなさい。それが誓い。私と貴方を結ぶ、糸となるわ」 「・・・・・・」 言葉と、視線。それを受けた上条の頬が、場違いに緩んだ。 (やっぱりお前、インデックスの持ち物なんじゃねえ?) そう言いたくなるほど、真紅の瞳は白い少女のそれと通ずるものがある。 あの、全幅の信頼を寄せてくる、瞳に。 「・・・・・・」 上条は真紅から目を逸らし、水銀燈に向き直った。 黒衣の人形はあと数呼吸で上条にその剣を振り下ろせる位置に到達するだろう。 彼女の周囲を渦巻く羽は、すぐにでも射出されそうな気配がある。 だがそれでもなお、上条の動きは緩やかだった。 「・・・・・・」 真紅は何も言わない。ただ、上条は自分の腕を掴む彼女の力が強くなったのを感じる。 「いいぜ、真紅」 上条の左手から力が抜ける。下げられた彼の腕から解放され、真紅がひらりと廊下に飛び降りた。 その代わりに上条は、左手を己が口元に近づけた。 「この誓いが、お前とお前の意志を護ることになるってんなら」 視線の先では、水銀燈が剣を真上に掲げている。あれで斬りかかると同時に、羽を打ち出すつもりなのかもしれない。光球で、何かの攻撃をするつもりなのかもしれない。 前に出ても、後ろに飛んでも羽。横には逃げられない。その場にいれば剣の餌食。目に見えるそれらをなんとかしたとしても光球の攻撃はいまだ何かわからない。 詰みだ。 そしてついに、水銀灯がその剣の間合いに上条と真紅を捉えた。 「死になさぁい!」 腕が振り下ろされ、羽が弾かれたように上条と真紅に向かった。 だがそれが上条を割り、真紅を蜂の巣にするほんの数瞬の間に、上条の唇が指輪に触れた。 「俺が、その礎になってやる!」 変化は一瞬で、効果は絶大だった。 「うわっ!?」 足元にいる真紅。彼女の体が、口付けと同時に眩い赤光を放ったのだ。 そのあまりの光量に、上条は思わず顔を腕で隠してしまう。 それは愚か極まりない行為。ただでさえ敵が正面にいる状態で、さらに必殺の攻撃が今まさに彼らに降りかかろうとしているのだ。 少しでも目を見開いて、防御に努めなければならない。 だが上条の心には、なぜか不安も焦りも存在しなかった。それどころかその赤い光は安心感すら与えてくれる。 「・・・ありがとう当麻。私を信じてくれて」 光の中、真紅の声が上条の耳に響く。 薄く目を開ければ、いつの間に前に出たのか、自分を護るように両手を拡げて立つ真紅の背が見えた。 真紅の体から溢れる光は、バリヤーよろしく彼女を中心に球形に展開している。その直径は廊下を天井まで覆う、大きなものだ。 殺到していた黒羽は、どういう理論なのか赤い光が展開している領域に侵入したところで推進力を失い、それだけではなくボロボロと崩れ落ちていっている。 剣は光の珠に阻まれて、まったく動いていない。紫の光球が赤い光を嫌うように、水銀燈の影に隠れた。 「真紅、あなた・・・!」 光の向こう側。剣を打ち下ろした姿勢で空に浮かぶ水銀燈が、驚きと憎しみのこもった表情を浮かべた。 「・・・水銀燈」 真紅が右手を水銀燈にかざす。 「っ!」 水銀燈は剣を引き、それを盾にするように顔の前に構えた。一瞬遅れて飛来した何かが、ギンッ、と音を立てて剣に弾かれていく。 「くっ」 歯を噛み締め、距離をとる水銀燈。 対する真紅はゆっくりと両手を下ろした。その腕が角度を失うに従って、彼女の体から放たれていた光が収まっていく。 だがそれは消えていっているのではない。外に出すのではなく、内に、内に。 光が集まってその光量を増すように、真紅から感じられる力はむしろ上がっていっている。 「真紅、大丈夫なのか?」 上条には何がなんだかわからない。変わったこと言えばただひとつ、左手の指輪が一回り大きくなったという、それだけだ。 「ふふっ、心配性なのね、当麻」 真紅が首を少しだけ巡らせ、視線を向ける。さきほどまでとまったく同じ、平静な横顔。 しかし上条にはなぜか、真紅がどこか喜んでいるようにも見えた。 「安心しなさい。大丈夫だから」 それだけ言って、真紅は目を正面―――水銀燈の方に戻した。 「ふ、ん・・・間一髪、契約したってわけねぇ」 目を細める水銀燈。その表情を彩っていた怒りが消えていく。 契約者を得た真紅は、感情に任せて相手ができる存在ではない。 だらり、と剣を下げた水銀燈。 相対する赤は、そんな黒に静かな瞳を向けた。 「水銀燈。貴女はまだ、アリスゲームを続けるつもりなの?」 右手を下ろし、真紅は水銀燈に問うた。 「・・・貴女、ながく眠りすぎて頭のネジでも錆びたんじゃない? アリスになってお父様に会う。それ以外に何の目的があるって言うのぉ?」 応える声は冷たい声。 何を当たり前のことを。そう言っているように、水銀燈は口の端に嘲笑を浮かべる。 「そうじゃないわ」 真紅は首を横に振り、 「アリスになる。それについては何も言うつもりはない。だけど、姉妹で争うことをやめるつもりはないのか、と聞いているの」 「・・・・・・」 「水銀燈?」 「・・・真紅、貴女正気ぃ? お父様のお言葉に背いて、それで本当にお父様が喜んでくださると思ってるわけぇ?」 「背くわけじゃないわ。私はアリスを目指す。ただ、アリスゲームに依らない方法で、というだけよ」 「・・・あっきれたぁ。お父様に疑問を持つなんて」 「そうじゃないわ、私は」 「黙りなさいっ」 それまでの、嘲りの響きはあっても穏やかだった水銀燈の声が一転、厳しい怒りを帯びたものに変わった。 「・・・・・・」 叩きつけるような言葉と視線に沈黙する真紅。 水銀燈は続ける。 「お父様を愚弄するなんて・・・真紅、貴女には薔薇乙女の資格なんかない。いいえ、貴女が薔薇乙女であることそれ自体が、お父様に恥をかかせているのよ」 「・・・・・・」 「決めたわ真紅。貴女は手足をもいで殺してあげる。顔をぐしゃぐしゃに潰して首を落としてあげる。貴女のローザミスティカは、かみ砕いてから飲み下してあげる」 「・・・・・・」 「どんなに泣き叫んでも手を緩めたりしないわ。貴女をがらくたにしてアリスになり、お父様には貴女という失敗作を忘れるよう、お願いすることにするわ」 「そう・・・なら、仕方ないわね」 「だったらなぁに? どうするっていうのぉ?」 「こうするのよ。・・・ホーリエ!」 真紅の声が無人の廊下を叩き、一拍の間を置いて上条の部屋の中から、バン!と音が響いた。 「!」 真紅の背後にいた上条が驚いた様子で自分の部屋に目を向ける。 開け放たれた玄関。ドアを撃ち抜こうかと言う勢いで、赤色の光球が飛び出した。 水銀燈を避けるように大きく楕円の軌道を描き、下げた真紅の左腕に、寄り添うように纏わり付いた。 それは大きさ、光量ともに、水銀燈の背後に浮くモノと比肩する。 何のために呼び出したのか、そんなことは考えるまでもない。 「真紅」 呼び掛けたのは上条。 「お前、戦うつもりなのか?」 姉妹同士で殺しあわない。彼女は確かに、そう言ったはず。 だが真紅は振り返らない。 「当麻。貴方もわかっているのでしょう? 話し合いだけですべてを解決するのは無理だということくらい」 「それは、」 事実だ。 いままで上条自身、何かを護るために多くの者にそのコブシを振るい、様々なモノを破壊してきている。 誰かを護るために戦ったという言葉は、裏を返せば護るために誰かを傷つけたということなのだから。 「・・・・・・」 上条は口をつぐむしかない。 「当麻」 真紅は肩越しに振り向き、上条に向けていた微笑んだ。まるで信じてほしい、とでも言うように。 「・・・・・・」 そうだ。 リビングで聞いた言葉と、ここで投げ掛けられた言葉。 上条はそのどちらも信じたから、指輪の誓いを結んだのだ。 ならば自分がいま出来ることは、たったひとつしかない。 軽く頷き、右手を握る上条。 そのコブシからは、包帯はとられなかった。 「・・・人工精霊を出されたら面倒ね」 対する水銀燈は、上条と真紅の様子に顔をしかめながら、右掌を上に向ける。 「おいで、メイメイ」 それに応じたメイメイが、ふわりとその掌の上に移動する。 続いて水銀燈の右手の剣が、先端からひび割れ―――羽毛に変わって砕け始めた。ハラハラと落ちるその羽毛を、大きく羽ばたいた翼の風が吹き飛ばす。 舞い上がり、意思持つように真紅と上条に群がりかけたその羽毛は、しかしホーリエが音なく放った光の矢に射抜かれて、一瞬で燃え尽きた。 その間に、水銀燈は距離にして大人数歩く分、距離をとっている。 「逃げるつもり?」と、真紅。 どこか挑発的にも聞こえるその声に、 「そうよぉ?」 水銀燈はニヤリと笑みを浮かべた。 「いまの貴女を相手にするには、ちょっと手駒が足りないわ。そっちの人間に邪魔されても不愉快だし・・・今日はここまでにしておいてあげる」 再び翼をはためかせ、ふわり、と浮き上がる水銀燈。 「じゃあねぇ、真紅。次に会ったときはジャンクにしてあげるわ。人間も、あのテーブルの借りは必ず返すから楽しみにしていなさい」 「・・・待てよ」 だが黒衣の人形が飛び去ろうとするその直前に、それをとめる声があった。 真紅ではない。その背後に立つ、上条だ。 「・・・・・・」 水銀燈の動きがピタリと止まり、視界の端で真紅が見上げてくるのが見える。 それに構わず、上条は続けた。 彼には聞くべきことがあるのだ。 「この結界は誰の仕業だ?」 ダン、とエレベーターのボタンを叩く。コブシに押しつぶされたボタン。それでもやはり、微動だにしないボタン。 「結界? 何の話ぃ?」 「と、とぼけるなよ! お前か、お前でなけりゃ仲間の魔術師がいるはずだろ!」 「・・・ねぇ真紅。この男、何を言っているの? 結界? 魔術師? ふふっ、おかしいんじゃないのぉ貴方」 上条の言葉を鼻で笑いとばしてから、水銀燈は真紅を見た。 「真紅、狂った貴女にぴったりの契約者だと思うわ。あはははは、とんだ人間を選んだものねぇ」 視線には嘲りの色。 「でもそうねぇ、人間、貴方が可哀相だから一応教えてあげるわぁ」 その色のままの声で、水銀燈は上条に目を向けた。 「わたしには仲間なんかいないわよぉ。わたし、おばかさんも足手まといも大嫌いだからぁ」 そしてそれ以上話をするつもりはないと言うように、翼を羽ばたかせ、身を翻す。 「くそっ、待ちやがれ!」 上条は手摺りに駆け寄って手を伸ばすが、届くわけがない。離れていく背中を見送るだけだ。 黒い背中は瞬く間に小さくなり、すぐに視界から消えた。 「・・・行ったようね」 真紅が軽く息を吐き、体から力を抜いた。感じていた水銀燈の気配が消えたのだ。 どこか手近なところからNのフィールドに入ったのだろう。 「・・・・・・」 「・・・当麻?」 何も言わない上条を見上げる真紅。 だが上条は応えない。視線さえ向けず、水銀燈が飛び去った方向を凝視している。 もう、水銀燈の翼は見えない。戻ってくる気配もない。 戦いは終わっている。 しかし上条は、左手を手摺りに叩きつけた。 「っ」 返ってくる感触がいつもよりもずっと硬い、つまりいまでも結界が機能していることを確認してから、真紅に目を向ける。 「真紅、教えてくれ。お前やお前の姉妹に、魔術を使えるやつはいないのか?」 「・・・当麻の言っている魔術がどういうものなのかは、私にはわからない。だけどもし、この廊下にその『魔術』がかかっていて、それが人の出入りを限定するような種類なのだとしたら・・・」 真紅は一度言葉を切り、 「私たちには、そんな力はないのだわ」 「・・・・・・」 (力が、ない) どういうことだ? 水銀燈が自分たちを逃がさないために結界を張ったわけではないのか? いやそもそも・・・彼女はこの結界の存在を知らないのか? もちろん水銀燈が嘘をついていない保証はない。 水銀燈自身が魔術を行使できないのなら、別の第三者が介入する以外にないではないか。 単に仲間というカテゴリーに属さないだけで、利害が一致する『敵ではない』相手がいる可能性も十分にある。 だが、上条の目に映った水銀燈という存在は、そういったくだらない言葉遊びをするタイプではないように思えた。 仮に協力者がいるとしても、おそらく今回の戦いに参加させただろう。 「だったら、」 魔術師は、水銀燈と繋がりがない? いやそもそも、この戦いと『結界が張られていること』自体に関係がなかったとしたら・・・ 「!」 上条は目を見開いた。 インデックス。 朝から出掛け、上条の傍にいない少女。 禁書目録と呼ばれ、全世界の魔術師が恐れ、欲している存在。 出掛けた先は、比較的訪れる頻度が高い場所だ。 上条がいないため、待ち伏せの魔術を仕掛けることが容易な場所だ。 その先にいるのは魔術師でも能力者でもない一般人と、特定種族以外には一切効果を発揮しない能力者だけだ。 「そっちかよっ!」 上条が奥歯を噛み締め、再び手摺りを殴り付けた。 ガンッと音が響く。 結界の中。 返ってくる感触は、いつもよりずっと、硬い。
https://w.atwiki.jp/rdr2streamer/pages/131.html
プロフィール 名前 Namdin(ナムディン) Vinx(ヴィンクス) 出身地 不明 誕生日 1886年12月16日 (18歳) 職業 保安官 プレイヤー なむすけ 告知等 X 配信場所 YouTube タグ #なむなむ見て イラストタグ #なむさんアート 所属 無所属 愛称 なむちゃん 推しマーク 👂🎤 - 目次を開く 目次 基本情報 性格 人間関係 エピソード5月 エピソード6月 エピソード7月 アーカイブ 基本情報 ヴィンクス家長男 男として生まれたが両親は女の子が欲しかったらしく 女の子として育てられた。 数年後に長女が生まれ長男のヴィンクスは男らしくなるよう言われるようになった。 現在男らしさがないことを心配されお父様の命令により保安官として派遣された。 お父様の指示で来たはいいが、監視の目がないので自分らしく生きれることに嬉しさを感じている。 性格 まったり過ごすことが好き・基本は優しい口調で話すが 悪い人など自分の平和な時間を壊されるとちょっとピりつく 挨拶はごきげんよう 好きな性別がなく、自分を好きでいてくれる人が好き 歌うことが何よりも好き 人間関係 名前 関係 エピソード 備考 ポルナレフ斎藤 同期 よく一緒に行動することが多い。彼のことは野生児だと思っている 子供 サイモン ボリバル 友人 子悪党だと思っていたが最近切実に生きていて好きだなと思っている 好青年 プリンセス・ベリー 友人 ことあるごとに恋ばなをする関係 癒し タチバナ ホリス 友人 時間があれば恋ばなをする関係 面白い子 ステラ・マシュー 医者 酒場で相談を聞いてくれた人 好き エピソード5月 1905年 - 開く - 5月 5/20 キャラ作成 お父様の命で保安官として派遣され、とりあえずローズにてお仕事をすることになったが 隣の地区のバレンタインにて墓荒らしがされそれに確認をしに行くと向く目撃情報などを色々聞きまわり 犯人そして、同行などが分かった。 最後は犯人は眠りに入っており、捕まえることができず終了 他の保安官に共有をし今日1日が終了した。 05/21 悪い人を捕まえれない… - 開く バレンタインにて犯行をされたいように、バレンタインにて、待機していた。 医者の方に頼まれ、3回ほど護衛を行った 1回目は、凶暴な動物がいるところにて人命救助をするために 2回目は、バウンティーハンターの方々が倒れてしまいそれを救いに行く時 3回目は、雪山で倒れていた人を救うために 05/22 話を聞かない人… - 開く ほぼ1日ローズにて過ごす、新しい住人の方々と出会うことができた アネスバーグから移動してきた元山師の方々農作物を育て、自分たちでお店を開きたいといい。 ローズの開拓がはじまった。 バレンタインでは、家畜の豚を殺害し、売ろうとしている人を捕まえようと思ったら捕まったりしていたり ローズでは、爆発音で馬車強盗を発見、そのあとすぐ、調教師の人から今すぐ墓場に行けと言われ行くと 墓を荒らそうとしている人の姿が見えたが、話を聞きに行こうとしたら、銃を突きつけられてしまい、捕まえることができなかった。 そのご、ある女性から、急にシャベルを渡され、これも選択肢だと言われたと相談された。ほかにもそういう人がいるらしく 無差別で渡しているかもしれないと考え頭を悩ませていた。 05/24 考える必要がある‥‥ - 開く ブラックウォーターの保安官ドロシー ホワイトに墓荒らし用に使われるシャベルを配っている奴がいるという情報をもらい ローズの署長に共有 それと同時に、心なしの情報屋がブラックウォーターとバレンタインにいることが判明したため、そちらの情報を伝える バレンタインの街にて、スジモンド・ヴェガスさんに、多めに治療の請求をした方との和解の現場につき慰め 仲の良さが深まった。 N・アノニマ自身は気が付いていなかったが前日に合った墓荒らし未遂の事件のことをポルナレフ 斉藤に言っていた言葉が ナムディン ヴィンクスに対して煽っていることが分かり怒りを感じ彼とは話さない。見かけたら銃を出すという考えに至った。 3人ほど、悪いことをしたら見逃してもらうために仲良くしようとしている動きをしている人がいた。 05/25街の護衛だけがしたい - 開く 新しい保安官としてエニー アブルッチが入ってきた だが、ジョニー ドッコムからサイモン ボリバルと2人で市民にシャベルを勝手にカバンに入れて墓荒らしさせようとしていたという話を聞いていたので信用に値しない人だと思っている。 その気持ちを描きながらデイビッド ブーと共に、ローズ、バレンタイン ストロベリー、ブラックウォーターに見回りで1日過ごし睡眠した 05/26 信用…話の中にある情報… - 開く ローズ署長にエニー アブルッチが信用まだ信用できないということを理由と一緒に伝える。 その後通常の任務でローズに滞在していた際、ブラックウォーターから緊急で来て欲しいとドロシー ホワイトから連絡が来る。 たまたまそこにいたエニー アブルッチ、デイビッド ブーにローズを頼み出発し、蒸気船にのって、ブラックウォーターからローズに帰ってきた そこから数時間後、緊急で、エニー アブルッチが怪しいということで署長Magenta Abintaさんにバレンタインに行ってくれと頼まれ向かうも、そこにはエニー アブルッチはいなかった。 バレンタイン所属のお医者さんChloe Crawford誰かと話してたりしていたか聞いたら。 よく、イコーネ ヤバッキオと話していたり、待ち合わせしている、一緒にいなくなるという話を聞く。その周りに女性2人鬼灯 ポンLui Blackも一緒にいたと教えてもらい電話で伝えた後 ブラックウォーターに起きている保安官皆呼び出しを食らいエニー アブルッチの信用がなくなったこと、クビにすることを伝えられる。 5/28 汚職ってどこから? - 開く クビになったエニー アブルッチの演説があったらしいが、ローズにて保安官の仕事をし、定期的に農家の確認をし初めて蛇の狩りをおこなった。 その後黒またはグレーに近い人たちがローズに集まり始めていることを確認しているため、なぜここに集まるのかを気になり始める。 5/29 正義とか悪とか自分に関係ない… - 開く ローズで過ごしている中、仲良くやっているスカーレッド・レッド・キャリコに、保安官に怪しまれていることを伝える。 エピソード6月 6月 6/01 馬買いたいなぁ - 開く 署長から保安官用で馬を買おうか悩んでいることを聴く3000ドルほどと聞くが元々8000ドル集める予定だったので 普通に購入しようと考えたが 保安官の時給がなく無給で働いていた 6/02 Love and Peace - 開く 起きた直後に、心ない民により殴られ、市民に助けてもらったが銃で撃たれるという始まりをすごした。 指名手配の人物の情報、先日起きた事件の情報をもらった。 なぜかエニー アブルッチに、ナム―ル ヴェルナと何回も呼ばれるも、過去の相棒に似ているという理由を教えてもらう。 6/03 Love - 開く ローズにて、過去の事件で起きた、自作自演の件などの話の中でガンスミスと山師が集まり不穏な空気がながれ、周りで監視をしていた。 ジャックダニエルがエッグ・ギャンブラスにお金と武器合計700ドルとられたという話を聞くが、証拠がなく助けることができなかった。 匿名にて、エメラルド牧場に危険が近づいているという電報がMagenta Abintaに届きローズにいた保安官皆で行ったが何もなく帰宅してきた 6/04 狩される立場とする立場 - 開く 特に事件はなく。狩をし、おこずかいを貯めた。 起きたらカマラ ゴールデンハンドさんの告白シーンに直撃し、Magenta Abinta署長は連れていかれてしまった 6/07新しい経験 - 開く 出勤している保安官が集合し解散しようとしたら暗殺された保安官がいた。 人間関係に疲れてしまいアネスバーグのバーにてお酒を7ビン飲んで楽しんで過ごしていた •サイモン ボリバルに元気がないことがばれ、聞かれた際保安官をやめたいと報告した後、やめたら山師に誘われた。 •アネスバーグにて自分がやりたいことを口にしたらやっぱ、保安官より似合うんじゃんと思う。 •相談した相手が医者なら性格的に会いそうだねとも言われる 6/08考える時間 - 開く 平和の中、保安官の出勤が好きなかったのでバレンタインにて常駐し一人で過ごしていた 合コンの観客として見ていたがタチバナホリスが気になっている人蒼羽 快斗の発言にイラつき頭を撃ち抜くと言い出す 暑く感じてきたので、髪を切りすっきりしたが、気づいてくれる人が少なくちょっとだけ悲しくなっていた 6/09 where is my dream - 開く イベントBREAKING DEADの客として見学 イベント終了後ニックジャガーが見学料を払っていないということで追われているなか、署長に殴りかかっていたりしているところを縄をかける エメラルドランチの見回りが加わりサボる時間ができてちょっとうれしくなっている 6/10 Symbol of Peace - 開く 疲れていることがばれてしまいポルナレフ斎藤に心配される 署長との考えが違うことを愚痴り同じ考えだと伝えられる アネスバーグに保安官がいなかったのでライジン署長が出勤するまでそこに滞在した 6/11 悩みがあるみたい… - 開く 1日業務をせず退勤しすごしプリンセス・ベリーと仕事を辞めた理由辞めたい理由をしゃべりあった カマラ ゴールデンハンドのお店に入る際メニューなどを色々話していった。 初めての休日でポルナレフ斎藤共に、観光ツアーに参加した 6/14 勇気の時間 - 開く 出勤ができず狩りなどですごす 階級が上がることを署長に言われ辞めるにもやめれなくなってしまった 6/16 自由になりたい男の子 - 開く 新しい馬の調教をお願いした ニックジャガーの日ということでニックジャガーの格好をした偽物が現れ悪さをしたりしていた 6/17 正義と悪の考え - 開く 時給がアップ! 6/28自分が自分であるために… - 開く ジョニードッコムに保安官を辞めようか考えていることを伝える アネスバーグにてお酒をふるまい市民と仲良く最後はすごす 6/29あと一歩… - 開く 暇すぎて発狂 屋根から静かに落ちる方法を学ぶ 6/30上司がいたら言います! - 開く 保安官を辞めて旅に出る決意を決める 次の仕事は農家になりたいという気持ちを高める エピソード7月 7月 7/1覚悟を決めて… - 開く 7/16日で保安官を辞めることを伝える 貯金を始める目標は4000ドル 7/2残り10日 - 開く カマちゃんと一緒にお店を開く準備を開始 新しい住民にローズの紹介 🔝ページTOPへ アーカイブ 1905年 - 開く 配信日 # 配信タイトル 備考 05/20 1 キャラ作成 お父様に言われ派遣されました 45 38から本編 05/21 2 悪い人を捕まえれない… 05/22 3 話を聞かない人… 05/24 4 考える必要がある‥‥ 05/25 5 街の護衛だけがしたい 定期的に強制瞑想 05/26 6 信用…話の中にある情報… 05/28 7 汚職ってどこから? 05/29 8 正義とか悪とか自分に関係ない… 06/01 9 馬買いたいなぁ 06/02 10 Love and Peace 06/03 11 Love 06/04 12 狩される立場とする立場 06/04 12.5 狩される立場とする立場 06/07 13 新しい経験 06/08 14 考える時間 06/09 15 where is my dream 06/10 16 Symbol of Peace 06/11 17 悩みがあるみたい… 06/14 18 勇気の時間 06/16 19 自由になりたい男の子 06/17 20 正義と悪の考え 06/28 21 自分が自分であるために… 06/29 22 あと一歩… 06/30 23 上司がいたら言います! 07/1 24 覚悟を決めて… 07/2 25 残り10日 07/5 26 残り9日署長....裁判...勝てる? 07/6 27 残り8日 おかまバー始動 07/7 28 残り7日 悩みに悩んだ結果 07/8 29 残り6日 チル 07/12 30 残り4日 次は何しようかな🎶 07/13 31 残り3日 新しい出会い…お別れ…近づいて… 07/14 32 残り2日 事件…チル…事件… 🔝ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1248.html
第41話 バカが一人いなくなった 朝倉「あら? なんか本の間に栞が挟まっていたけど」 喜緑「どんなキモオタが読んでる本かしら」 朝倉「詩織じゃないわよ。それより見て。栞に何か文字が書いてあるわ」 喜緑「プログラム……ゴニョゴニョ…金建をそろえよ……三日後」 朝倉「なんて書いてあるのかしら」 喜緑「漢字多すぎよね。フリガナふらないなんて、これ書いた人よっぽどのバカじゃないかしら」 朝倉「プログラムってなに?」 喜緑「バカねぇ、涼子は。プログラムっていうのはね……そう、えっと……ぐぅ……スヤスヤ」 朝倉「寝るな!」サクッ 喜緑「ふぁむ? あ、ち、違うわよ。ちょっと考えすぎて頭のヒューズが飛んでただけ」 朝倉「グラムってたしか重さの単位じゃなかった?」 喜緑「ああ、それよそれ。今わたしそれを言おうとしてたの」 朝倉「ほんとかなぁ……。で、何をそろえるの?」 喜緑「見た通りよ。『金建』をそろえるのよ」 朝倉「だからそれはなに?」 喜緑「金といったら金の卵のお話しか思いつかないわね」 朝倉「ああ、にわとりが金の卵を産んだけど、金の含有率が低すぎて売り物にならなかったっていうお話ね」 喜緑「で、建てるっていうのは何かしらね」 朝倉「金……建てる……。そうよ! お金が儲かったんで屋敷を建てたのよ!」 喜緑「儲かるといえば小麦粉よね! この前小麦の先物買いしたんだけどきっと儲かるわ!」 朝倉「ちょ、ちょっと、今さらっと、とんでもないこと口走らなかった!?」 ~~~ 喜緑「あとこの栞を見たときから、ずっと頭の中に『ユキ』っていう単語が出てくるのよね」 朝倉「あ、それはわたしも。なんだろう。なんかすごく親しみ深い言葉のような気がしてならない……」 喜緑「ユキ……ユキ……雪……」 朝倉「ユキ……雪……ユキ……しるし?」 喜緑「そ、そうか! 雪印!」 朝倉「雪印といえば……牛乳とバター!」 喜緑「小麦粉と卵と牛乳とバターを適当なグラムそろえればいいのよ!」 朝倉「そっかー! さっそくやってみるわ!」 ……ジュウ~、ホカホカ 朝倉「ホットケーキできちゃった……」 喜緑「おいしい……モグモグ……これでよかったんじゃない?」 朝倉「そうね、モグモグ。でも、なんか忘れてるような気がするけど」 喜緑「なんだろう……わたしもすごく大事なものを忘れてるような……」 朝倉「……」 喜緑「……」 朝倉「……あ、ああ! なんでこのことにきづかなかったのかしら!」 喜緑「え、なになに? どうしたの!?」 朝倉「シロップ忘れてたわ!」 喜緑「ああ! どおりで!!」 ~~有希印の消失~~ ~ 完 ~ 第42話 やっぱり気づかないバカ 朝倉「キョンくん、おはよう」 キョン「あ、ああ、朝倉。おはよう……」 朝倉「どうしたの? 朝からみのもんた見逃したような顔してるけど」 キョン「そんなの観てねえよ。いや、なんか俺忘れてるような気がしてならないんだけど……」 朝倉「わかった。宿題でしょ? 大丈夫。わたしも忘れてるから」 キョン「お前はいっつもそうだな……」 朝倉「でもさ、なんかさ……」 キョン「ん?」 朝倉「わたしも昨日辺りからずっと何かを忘れてるような気がしてならないのよね」 キョン「朝倉もか? 俺も何かものすごく大事なことだったような気がするんだがな……」 朝倉「毎晩二回のオナニーは欠かしたことは無いのにね」 キョン「やかましい」 朝倉「……」 キョン「……」 朝倉「なんだろう……わたしいつもより……何かが足りないような気がするの」 キョン「朝倉……」 朝倉「ひゃっ……つめたっ」 キョン「あ……雪振ってきやがったか」 朝倉「雪……? ユキ……ああ! そっか……そうだったんだぁ……!」 キョン「何か思い出したのか朝倉!?」 朝倉「パンツ履いてくるの忘れてた」ピラ キョン「ブハッ」 ~~ブラは!? ねえ、ブラはどうなの!?~~ ~ 完 ~ 第43話 バカがいなくなっても結局からまれるコンピ研の部長 部長「ふぅ、ようやくOSのインストールが完了したぞ。さて……」 喜緑「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」 部長「帰れ」 喜緑「ひっどーい、元カノに対してそれはあんまりなんじゃないですか?」 部長「だから何度も言うように、僕は君と付き合っていた事実など無い」 喜緑「あ、なんですかこれ? 新しいエロゲ再生機ですか?」 部長「違う! 触るんじゃない! 今日搬入されたばかりのパソコンなんだ。頼む……まだ一度も……うっう……」 喜緑「あわわわ、泣くこと無いじゃないですか。わたしは誰かさんと違ってそこまで非常識じゃないですよ」 部長「誰かさん……、って誰のことだね?」 喜緑「それはもちろん……あれ、……誰でしたっけ?」 部長「我が部のパソコンを壊しそうな人間で思い当たるのは、君くらいしかいないのだが」 喜緑「わたしはコンピ研のパソコンを壊したことなんてありませんけど?」 部長「何をいっとるんだね。現に前のパソコンを壊されたから、こうして新しいのを買ったんじゃないか」 喜緑「うそうそ、わたしはそんなことしてませんよ。ここに来たのも今日が初めてですから」 部長「そんなはずは……いや……たしかに言われてみればそうだったか……」 喜緑「んもう、部長さん、わたしと別れてからすっかりフヌケちゃったんじゃないですか?」 部長「でも、たしか……なんかちっこい女の子がよくうちに来て、パソコンを壊していたような気がするんだが」 喜緑「わかりした、それは妖怪ナガモンのしわざです。いい祈祷師紹介しますよ。50万円で」 部長「高いだろそれ!」 喜緑「高くないですよ。わたしが考えた妖怪だからお代は、な、なんと3割引なんです」 部長「考えないでくれ」 喜緑「ぶうー、じゃあ、20万でいいです」 部長「そういう問題じゃないから!」 喜緑「もしかしたらその女の子ってカーディガンをいつも着ていませんでした?」 部長「言われてみればそうだったような気もするな」 喜緑「ひょっとするとわたしの持っているイメージと重なるかもしれません。他にどんな特徴がありそうですか?」 部長「なんとなくだが……。ショートカットで大人しめの子のイメージがある」 喜緑「それでどんな感じで話しかけてくるの?」 部長「なんだかぶっきらぼうなしゃべり方だったかな……」 喜緑「なるほど、ツンデレ系のエロゲなんですね」 部長「僕はそういうことはやっていない」 喜緑「眼鏡をかけていました?」 部長「どちらとも言えないな。………かけていたような気もすれば、かけていなかったような気もする」 喜緑「なるほど、眼鏡は着脱可能なシチュエーション……のエロゲ」 部長「だからエロゲから離れたまえ! 僕はやってない!」 喜緑「大丈夫。うちの会長とものすごく趣味が合うと思いますよ?」 部長「その会長も僕とおんなじような被害にあってるのか……かわいそうに……」 喜緑「そんなに嫉妬しないでくださいよ」 部長「同情してるんだよ」 部長「でもたしかにいたような気がするんだ。小さい無口な女の子が……」 喜緑「……あ、それって……もしかして……」 部長「何か思い出したのかね?」 喜緑「架空の妹ってヤツですね。やっぱりエロゲのやりすぎですよ」 部長「だからやってないって!」 ~~男はみんなやってないと言う~~ ─ 完 ─ 第44話 緊急バカプログラム キョン「なあ、ハルヒ。最近、思うんだが、SOS団って最初から四人だったっけ?」 ハルヒ「違うでしょ、五人でしょ」 キョン「だって数えてみろよ……、俺、ハルヒ、朝比奈さんに古泉。全部で四人じゃないか」 ハルヒ「あれ? 言われてみればそうね……。ずっと五人だと思ってたわ」 キョン「たしか俺も五人で申請したはずなんだよ、生徒会には。あと一人誰かがいたはずなんだが……」 ピポ 突然手も触れていないのにパソコンが起動した。 YUKI.M あなたがこれを読んでいるとき、わたしはそこにいないだろう。 ハルヒ「なにこれ?」 キョン「さあ……」 YUKI.M これが表示されたということはあなたの鞄にはエロDVDが2枚、ビニ本が3冊隠されているだろう。 キョン「ぶっ! ちょっ! な、なんだこれは!」 ハルヒ「ねえ、これ本当?」 YUKI.M これは別に鍵でもなんでない。単なるいやがらせ。 ハルヒ「ああっ! ちょっと何よこのいやらしいものは! 学校にこんなもの持って来てたの!?」 キョン「あ、いや……これは谷口に……」 ハルヒ「SOS団にこんな変態がいるとは思わなかったわ! 没収よ没収!」 キョン「ああぁ~……」 YUKI.M これはMIKURUフォルダ起動プログラムである。起動させる場合はエンターキーを。 そうで無い場合は涼宮ハルヒの乳首を押せ。 キョン「どどどどど、どうなってやがるんだこのパソコンは!!!」 ハルヒ「なによっ! MIKURUフォルダって! 怪しいわね! こんなのエンターよエンター!」 キョン「ま、待てハルヒ! とりゃーっ! さあ押したぞ! ハルヒの乳首!」 ハルヒ「キャーーーッ!」 キョン「あれ? おかしいぞ、なんだこりゃおい、どんどんMIKURUフォルダが開いていく! あぁぁぁ!」 ハルヒ「……ふふふふふ、つい、驚いてかわいい声出しちゃったじゃないの。 いきなりわたしの胸を触るとはいい度胸してるじゃない……。ポキポキ」 キョン「あ、いや、こ、これはプログラムをだな……」 YUKI.M 本当に押すバカはいないと思うが、乳首にスイッチがあるはずなど無い。 キョン「なんじゃこりゃあああぁぁ!」 ハルヒ「歯を食いしばりなさい……。できるだけ奥歯は残しておきたいでしょ?」 YUKI.M Ready? キョン「……ああ」 ~~永久歯の消失~~ 完 第45話 よかったら、またバカに…… 喜緑「会長」 会長「なんだね」 喜緑「よかったら……」ピラッ 会長「白紙の婚姻届なぞいらん」 喜緑「じゃあ、どうしたら結婚してくれるんですか?」 会長「普通、付き合ってもいない相手といきなり結婚することはない」 喜緑「じゃあ、どうやったら付き合ってくれるんですか?」 会長「もう少しおとなしくて、言うことを聞いてくれて、エロくなかったらわからんぞ」 喜緑「それってわたしのこと……?」 会長「『おとなしくて』『言うことを聞く』『エロくない』子だ。少なくともその項目は全て君には当てはまらない」 喜緑「それ以外では完璧ってことですね、うれしいです」 会長「やっぱりバカなんだな、君は」 喜緑「えへへ、よく言われます」 会長「なぜ、そこで顔を赤らめる……」 喜緑「バカなついでに質問なんですけど、会長は何かを思い出そうとするときどんな風にして思い出そうとしますか?」 会長「ふむ……静かにコーヒーでも飲みながら、本を読んでゆっくりと思い出そうとするだろうな」 喜緑「はっ……本!?」 会長「どうしたのかね」 喜緑「ううん、なんでもないです。会長の部屋から無断で借りたエロ本を返していないことを思い出しただけです」 会長「また君は勝手に人の部屋に上がりこんでいたのかね……」 喜緑「本といえば、文芸部に読書好きな子っていませんでしたっけ?」 会長「ん、そういえば……前に生徒会室に呼び出したような気がするな」 喜緑「どんな子だったか覚えてますか? 名前とか特徴とか」 会長「うーん、言われてみればどんな名前だったか……おや? 文芸部に部員なぞいなかったはずだが」 喜緑「うぅ……、会長が他の女の子のことばっかり考えてる……ひどい、ひぐっ、えぐっ」 会長「君が考えさせたんだろうが」 喜緑「あ、そういえば会長、本といえばずっと図書室の本借りっぱなしになってましたよ」 会長「ん、ああ、そうだった。家に置きっぱなしにしていて忘れていたよ」 喜緑「じゃーん、実はもう会長の家から持ち出してきていたのでした」 会長「ほう、たまには役に立つこともあるんだな。勝手に人の部屋に上がるのはやめてもらいたいが」 喜緑「はい、どーぞ」 会長「なぜ股に挟んで渡そうとする……」 喜緑「股図書館に……」 会長「後で返しておいてくれたまえ。その格好でな」 喜緑「か、かいちょーう、結構これ恥ずかしいんですけどぉー」ピョンピョン 会長「知らん」 喜緑「会長は……会長はわたしのこといきなり忘れたりしませんよね……?」 会長「君のような存在を忘れることができるはずがないだろう」 喜緑「そうですか~? そこまで面と向かって言われると照れちゃいますよ」 会長「褒めているわけではない。むしろ記憶から抹消したいくらいだ」 喜緑「安心してください。わたしは……いなくなる前にかならず最後の挨拶をしますから」 会長「……喜緑くん?」 喜緑「キスですか? いつでもどうぞ、ん~」 会長「ちがうっ!」 ~~記録より記憶に残るバカ~~ ─ 完 ─ 第46話 ご飯作ってあまらせるバカ 朝倉「ご飯できたわよー」 喜緑「あ、はーい」 朝倉「江美里の好きなカレーよ。たくさん作ったからどんどん食べてね」 喜緑「う、うわぁ……何この量。わたし達二人で食べきれるわけ無いじゃない」 朝倉「あれ? いつもこのくらいの量はすぐになくなってた気がするけど?」 喜緑「無理よ無理。わたしそこまでカレー好きじゃないもん」 朝倉「そうだっけ? あ……なんか前にもこういうことあったわね」 喜緑「あれ……そういえば……もしかしてこれは……」 朝倉「これはカレーじゃなくてうんこだって言いたいの!?」 喜緑「違う。やめてよね、うんこ食べてるときカレーの話するの」 朝倉「逆、逆」 喜緑「こういうのなんていうんだっけ……、ほら、初めての経験なのに、どこかで一度体験したことのあるような感覚」 朝倉「あ、わかるわかる……えーっと、デ……デブじゃ?」 喜緑「冷シャブじゃなかったっけ? うん、まあそういう感じの言葉よね」 朝倉「とにかくそのデブだかなんだかが、ずっと頭に引っかかって嫌な気分なのよね」 喜緑「最近涼子太ったからじゃない?」 朝倉「何か言った?サクッ」 喜緑「言ってない言ってない。ナイフ抜いて」 喜緑「ねえ、これって、この前から頭に浮かんでくる『ユキ』が関係してるんじゃないかしら」 朝倉「『ユキ』!?」 喜緑「なにか思い当たる?」 朝倉「その名前……何度かその相手を呼んだことがある気がする……それもつい最近」 喜緑「どんなときだった?」 朝倉「それが思い出せないのよ。ああ、忌々しい。頭の中が自分で見れたらよかったのにぃ」 喜緑「よかったらやってあげようか?」 朝倉「あ、そうか、昨日トイレでうんこしてたときよ! 紙がなくなったときになぜか『ユキー、紙もってきてー』って言葉が無意識に出てきたのよ!」 喜緑「だからうんこ食べてるときカレーの話しないでってば!」 どうやってお尻ふいたのかがめがっさ気になるにょろ…… ~~バカモンドカレー~~ ─ 完 ─ 第47話 カンダタ以上のバカ 《長門さん……見えますか? 長門さん?》 YUKI.M ……誰? わたしを呼んでる…… 《長門さんですね? 僕がわかりますか?》 YUKI.M あなたは……古泉一樹?……わたしがわかるの? 《ええ、記憶にはないですけど、機関が何者かによって改竄された情報のサルベージを行いまして、 我々の記憶から消去されていたあなたのことを突き止めました。それとNがMになってます》 YUKI.N サル……ページ? あなたはサルのように同じページでオナニーをしてるってこと? 《違います。どうやらあなたは少しバカな人だという情報は間違いではなかったようですね》 YUKI.N それは間違ってる。少しじゃない。 《わざと控えめに言ったんです。なぜ、あなたの情報だけ、僕たちのところから消去されているんですか?》 YUKI.N メラミがVIP席下から。 《エラーが蓄積したから、ですね。それはどのようなエラーだったんでしょうか》 YUKI.N なぜわかった。すごいすごい。もっとやって。 《遊ばないでください》 YUKI.N 彼に関するエラーがわたしを暴走させた。そのせいでわたしは統合思念体より処分された。 《暴走とはいったいどのようなことですか?》 YUKI.N ……世界をわたしの望むものに改変しようとした。 《それは恐ろしいですね。いったいどのようにしようとしたのですか》 YUKI.N それについては後ろにある本棚の上から3段目のところを見て。 《こ、これは……!》 YUKI.N 彼のボーイズラブ小説。こういう彼を作ろうとした。 《……何わけのわからないことやってるんですか》 YUKI.N 安心して。途中からあなたも出ている。 《安心できません》 YUKI.N あなたは立派に受け役としての使命が果たされる予定だった。 《本当に危ないところでした。あなたを封印した情報統合思念体に感謝します》 YUKI.N 実はまだこの作品は47話目。全100話の大長編の予定だった。完成と同時に世界を改変…… 《全部捨てておきました》 YUKI.N ああ、ひどい! 鬼! 《人を勝手にこんな小説に出しておいてそれは無いと思います》 YUKI.N でもまだ処女作『ドキッ!ふんどしだらけの男の世界』は捨てられていないはず。 《それはどこにありますか?》 YUKI.N 本棚の一番上の棚にある辞書がフェイクになっているなどと、言うわけが無い。 《ありました。全て処分させていただきます》 YUKI.N な、なぜそれを……、まさかあなたは超能力者? ひどい…… 《まっとうな結果だと思いますよ》 YUKI.N まあ、また書けばいいかぁ…… 《どうやら僕らがあなたのことを思い出す必要もなさそうですね》 古泉「電源オフ……っと」 YUKI.N あ……そんな……次はもっとエロいこと書くから許プツン ~~最後の望みを絶たれたバカ~~ ─ 完 ─ 第48話 チョコっと甘く、とんでもなくバカ 朝倉「キョンくん、死ん……」 キョン「なんだ、朝倉。死?」 朝倉「ううん、なんでもない。今日2月14日は何の日か知ってる?」 キョン「燃えないゴミの日だ」 朝倉「ふ~ん……そう。ねえ、チョコと命、どっちがほしい?」 キョン「ナイフをしまえ。そりゃ命だろ……、チョコもらって死にたくないし」 朝倉「ひどい……せっかくわたしが作ったチョコをいらないなんて……ぐすん」 キョン「渡したいんだったら、命と両天秤にするな」 朝倉「じゃあ、普通にあげる。はい」 キョン「……毒とか入ってないだろうな」 朝倉「人間って、やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいいっていうでしょ?」 キョン「入ってんのかよ……」 朝倉「そんなことないって」 キョン「……中に……ナイフか。食べずに分解してみて正解だったな」 朝倉「……チッ。それはプレゼント。チョコエッグみたいなものよ」 キョン「お前はいったい何がしたいんだ」 朝倉「あーあ、しょせんタワシは亀の子タワシだったかぁ」 キョン「ごまかすな」 朝倉「チョコとナイフを間違えただけじゃない。そんなに怒らないでよ」 キョン「だけってレベルじゃねーぞ!」 朝倉「カナダではよくあること」 キョン「だからお前はこの世界じゃ転校してないんだっつーの!」 朝倉「でもそのチョコの部分は本物よ。おいしいでしょ?」 キョン「どれどれ……あ、ほんとだ。うまい」 朝倉「ふふ、ありがと。苦労して召還した価値があったわ」 キョン「召還ってなんだよ……」 朝倉「ホワイトデーはこっそり期待しちゃおうかな」 キョン「お前は何がほしいんだ?」 朝倉「しいていえば、あなたの命……」 キョン「やらねーぞ……」 山根「あ、もしかして僕の分とかあったりしますか?」 朝倉「あなたには、はいこれ。毒入りチョコ」 山根「……あらかじめ宣告してくれただけ、よかったと思うことにします」 涼子ちゃんったら素直じゃないねっ 好きならいつもみたいに後ろからさくっ! といっちゃえばいいのにさっ めがっさめがっさくっ! にょrーーーーー! 第49話 チョコっと甘く、とんでもなく甘いバカ 喜緑「会長発見、捕捉、追跡、捕縛、成功」 会長「喜緑くん……いきなり人をロープで縛るのは風紀に反する。やめてくれないか?」 喜緑「会長、今日は何の日か知ってますか?」 会長「知らん」 喜緑「やだぁ、知らないフリですか? それじゃあ女の子に嫌われますよ」 会長「君がその女の子であれば、私はそれを大いに望むところである」 喜緑「わたし知ってるんですよ。会長が今日、一個もチョコをもらえないかったことを」 会長「何を勘違いしてるのか知らないが、今日は2月13日だ。バレンタインデーなら明日だぞ」 喜緑「ええ、ですからバレンタインデー・イブじゃないですか」 会長「勝手に作るな」 喜緑「明日になって渡したら、わたしより先に渡す不届き者がいるかもしれないでしょ」 会長「頼むから殺しはやめてくれよ」 喜緑「善処します」 会長「チョコを渡すだけだったら喜んでもらっておこう。ただし目の前で君が毒見することが条件となる」 喜緑「わかりました。ではちょっとだけ待ってもらえますか?」 会長「なんだ」 喜緑「いえ、解毒剤を準備するだけです」 会長「さらっと恐ろしいことを言うな。わたしは冗談でいったのだ」 喜緑「わたしも冗談ですよ~。ドキッとしました? もしかしたらそれは恋の予感かもしれませんよ?ドキドキ」 会長「命の危険に晒されるたびに恋に落ちてたら、今頃俺は大ハーレムだ」 喜緑「解毒剤はいりません。単なる媚薬入りです」 会長「ええい、いらんいらん」 喜緑「う~ん、困りましたね。あとは媚薬の入っていないつまらない普通のチョコしかないですよ?」 会長「それにしてくれ。普通のチョコをくれ。頼む、後生だから」 喜緑「会長がわたしのチョコを懇願しているなんて……、ついに世界が黄緑色に染まる日が来たんですね」 会長「気色の悪い世界だな、それは」 喜緑「はい、あ~んしてください」 会長「ちょ、ちょっと、人前でそういうことはやめてくれたまえ」 喜緑「……あっ!」 ボトッ 会長「あぁ! す、すまん! 落ちてしまった……、い、今のは私の不注意だった」 喜緑「……ううん、いいんです。どうせわたしの作ったのなんて会長にはおいしくないですよ」 会長「そんなことはないと思うぞ」 喜緑「わたし、会長にチョコ受け取ってもらえると思ってませんでしたから」 会長「喜緑くん……」 喜緑「……あ、本当に気にしないでくださいね。どうせ明日もありますから。そう、明日こそが本番ですよ」 会長「本当にすまなかった。今のは私が悪い。心から謝罪する」 喜緑「わたし本当に平気ですから。元々、会長に嫌われるのは慣れてますし……」 会長「……」 喜緑「じゃあ、わたし帰り…ます…ね……」 会長「……待ちたまえ」 喜緑「え…か、会長!? え、そ、そんな! 汚いですよ!?」 会長「ん、なに。モグモグ。ちょっと落ちたくらいなら問題ない。3秒ルールだ。聞いたことがあるだろう?」 喜緑「会長ぉ……グス」 会長「なあにかえって抵抗力がつく。うん、うまい、うまいぞ、喜緑くん」 喜緑「よかったぁ……。落ちてもバイキンがつかない様に洗剤混ぜといて」 会長「てんめぇぇぇえ! ここまで計算ずくかぁぁぁ!ブクブク」 甘いなぁ会長氏はっ でもそんなところがちびっと素敵だぞっ めがっさめがっさ 第5部 最終回 第50話 バカの帰還 朝倉「昨日、チョコを召還したとき、なぜかこの子も一緒に召還されちゃったんだけど」 喜緑「あら……どこからきたの? 名前は?」 長門「……長門有希。ようやく帰ってこれた」 朝倉「知ってる?」 喜緑「知らない」 長門「あなた達に忠告しておく。今すぐ思い出さないと後で公開することになる」 朝倉「紅海って何よ。歯向かおうっていうの?」 喜緑「生意気な子ね。わたし達が強盗支援隊のコンタクト用キューティー・フェイスだと知った上でのおいたかしら?」 長門「あなた達よりもわたしのほうが能力は上。ハメておけ」 朝倉「『やめておけ』でしょ。結構やるじゃない。わたし達といい勝負のバカね」 喜緑「げっ!……り、涼子、涼子!」 朝倉「何?」 長門「……あなた達にもう次のランチタイムは来ない」ゴゴゴゴゴゴゴ 朝倉「え……、あ、あれ? どこかで……」 喜緑「早く思い出して! じゃないと大変なことに!」 朝倉「キイヤーー!! な、なんてことをぉぉ!」 喜緑「早くビデオ返さないと延滞料とられちゃうー! しかも別々の店で2つ借りてるのにー!」 長門「待て」 朝倉「二人でダッシュでいけば間に合うかな……、江美里はこっち返してきて。じゃ、いってきーす」 喜緑「あ、有希はおうちでお留守番しててね。冷凍庫に昨日のカレーあるからチンして食べてて」 長門「わたしのこと思い出してるのに無視しないで……」 ~~第5部 もし長門がバカのくせにいなくなったら~~ ──完── 第51話特別編に続く ────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/637.html
その一瞬だけ過去も未来も消え去った。 『金色の王』と『海神』がぶつかり合う。 戯れにも見えた。死闘にも見えた。 その『勝者』の名は………… 「はい、オレの勝ち」 「……で、今回の要件はなんだ?」 「試してほしい奴がいる」 「そいつは誰だ?」 「少しばかり遠くにいる奴だが、呼び出せば来る。 何、ほんのちょっとばかし気になる奴だ」 「貴様がそこまでいうならば…… ……で、そいつのの力量の判断は俺がしていいのか?」 「構わねぇよ、それが誤りだったらそれは単なるオレのミスだからな」 「貴様にしては随分と弱気なことを言うんだな」 「オレはそんな単純なミスはしねーよ…… なんせオレの目が狂うはずなどないからな」 「………………そうだな」 黄金の王は天高く笑う。 海神は笑わず、ただ静かに見る。 この南の島でまたなんか起こる。 ◆ ◆ ◆ 「アタシの国でそんなことが……」 「色々あったけど楽しかったね、サバフェス!」 「はい!」 「アタシも行きたかったな……」 「今度は一緒に行こうね」 2018年の夏イベントを終えた立花たち。 しかし、そんな中イベントに参加できなかったサーヴァントが一体。 ハワイの大王、カメハメハである。 「……しかも、ペレ様が……」 「はい……」 「いや、まあ……そういうところあるから……」 目を泳がせるカメハメハ。 恐らくは生前にペレに出会ったことがあるのかもしれない。 それはさておきいなかった間に色々あった。 「アタシはあのセイバー……渡辺綱さんを抑えるのに必死でしたからね」 「それはご苦労様でした」 「今回は碓井さんが一緒でしたからね」 召喚してから案の定、ほぼ毎日のように行われる茨木童子と渡辺綱の命懸けの追いかけっこ。 それを大体止めるのが、頼光さん(影の風紀委員)か金時か碓井さん、たまにカメハメハ。 その光景を酒を呑みながら、楽しむのが大体酒呑童子。 「ト〇とジ〇リーみたいだよねー」 「あと最近はあの眼つきのやたら悪くて無口なアーチャーさんが……極々稀に。 でもあの人は一体……」 「ああ、あの人だけは……うん」 『……ここに奴がいるのであろう? ならば、もしもの時にだけ呼べ……! だが、心配するな、お前が呼べば俺はお前のもとに行く……それだけは約束する』 そう言って、カルデアにいるのにほぼ見当たらない。 そのアーチャーの標的は大体カルデア悪巧み四天王(四天王だが四人とは言っていない)と絡んでることが多い。 『アタシに何か用? そう、用がないなら別にいいでしょ? ほら、アンタだってアイツにアタシごと射抜かれても困るでしょ?』 『意外にに優しいんですね』 『な!? アタシが優しいわけないじゃない!』 そして、彼女はいつも大体カルデアのボイラー室の近くにいる。 何を考えてるかは……未だに分からない。 「まあ、カルデア内だし事件が起こってもたぶん大丈夫だと……」 「そうですね」 藤丸、マシュ、カメハメハの三人でそれなりにのんびりしていた。 と、そんなところでダヴィンチちゃんから 連絡が入った。 そんなわけで久々に管制室まで向かう、三人で。 「来たね」 「来ました」 「ダヴィンチちゃん、今回は……?」 「うん! 今回もまた聖杯回収だね」 「やっぱりですか、それでハワイに行くんですね!」 「……カメハメハ、頑張りたいのは分かるけど私の説明の仕事取らないでね」 カルデアスはハワイのところ指示していた。 それを立花に付いてきていたカメハメハがすでに見ていた。 「まあ、今回もハワイなんだけどね」 「なら、やはり! アタシの出番ですね!!」 というわけで、早速ハワイにレイシフトしたのであった。 ◆ ◆ ◆ 「ん~~~~やっぱ熱いな~~~~」 !? 「で、貴方はどちら様?」 「俺ちゃん? 俺ちゃんはアレだ。 サーヴァント・ユニヴァースにおいては最強の実業家の小市民らしいんだぜ~~~」 二人でレイシフトしたのだったが、その場には三人いた。 その男は! 血生臭い白衣にグラサン。 そして、何よりも胡散臭い喋り方。 そんな男! 「いや、何でいるんですか、ノーベルさん……」 「おっと、今の俺ちゃんは一般サーヴァントの布哇のバーサーカーだ。 俺ちゃんもハワイ観光に行きたかったから着いてきたぜ~~~~~」 (うーん、相変わらずの狂化EX……) 「それと栄誉ある俺ちゃんの賞を辞退したアホ二人を面白がってたらなんだか。 追いかけられてたからな、煙巻くついで、だ」 『『なんだと、コノヤロー!?』』 どこかから紳士と獅子の声が聞こえてきた気がした。 そんなわけで、バーサーカーのアルフレッド・ノーベルがいた。 「いやいや、貴方もカルデアのサーヴァントでしょ?」 「実のところはそうなんだぜ~~~~」 『……全く君って男は……』 「ダヴィンチちゃん、そう後ろ向きに捉えるなって~~~ 頭数は多い方がいいだろ?」 「確かに……けど、ノーベルさんじゃん?」 「そうだぜ、ノーベルさんだぜ?」 「あのお強いんですよね?」 「いや、俺ちゃんはどう考えても最弱クラスのサーヴァントだぜ?」 「ダメじゃないですかー!!!」 「というわけで、カメハメハちゃんがこの場で唯一無二の最大戦力だぜ~~~」 「さ、最大戦力……! なんという良い響き……!」 仕方ないからこの戦力で聖杯回収に行くことになった。 戦力的には得には問題なかった。 しばらく、ハワイを進む。 ルルハワではないこのハワイ島を。 観光しつつも、巡っていく。 「やっぱり違う島ですね……」 「何が違うの?」 「いえ、アタシの記憶にあるハワイ島はもう少し寂れた感じですね……」 その最中、街を見て、いつもと少々違う声で立花と話す。 確かに彼女がいた世界のハワイとこのハワイは違う。 『剪定事象の一つ、その可能性から生まれた彼女』。 ハワイの大王と言ってもまだまだ若い。 平和とは言えないこの島々を統一したという偉業。 その道中は決して平坦ではなかったであろう。 そんな時である。 「おっと、多分あっちだぜ~~~」 「本当ですか!?」 「俺ちゃんの勘はそこそこに当たるし、それに……さっきから何かに観られてる」 ノーベルの勘はともかくとして。何か視線を感じたのは確かだった。 砂浜の方に絶対何かいるのは確かであった。 そして、それはヤシの木の上にいた。 それは………… ――――美しき赤き怪鳥。 ⇒「ニワトリの亜種?」 「なんだ、あれ!?」 「あれはアパパネですね」 「アパパネ?」 「アカハワイミツスイの英語訳だぜ」 「なるほどね」 「ハワイの固有種の鳥ですが……ちょっと大きいですね」 「ニワトリじゃないのか……」 「ニワトリじゃないですね」 「んじゃあ、とりあえず一狩りしようぜ~~~」 あのアパパネに敵意があるのはなんとなく分かる。 ヤシの木の上から鋭い目でこちらを睨んでいる。 そして、飛翔からのこちらに向かって加速。 速い。 その速さで何体にも分身してた。 サーヴァント並みに素早い。 「全部、避けて、叩き落とすだけッ!」 一匹。二匹。三匹……。 カメハメハは大槍でどんどんと叩き落とす。 その速さはアパパネとそう変わらない。 「俺ちゃんには当たる~~~!」 「アンタ、本当に何し来たんだよ!!(カルデア制服で緊急回避)」 「だから、ハワイ観光に」 「あれ、マジだったの!?」 ノーベルは避けた。 立花が避けさせた。 「銃弾が当たらないからね」 「そうですか……!」 なんなんだ、アンタは一体。 「これでラスト!!」 アパパネの分身達は消える。 恐らく本体に攻撃が当たったのだ。 その攻撃が当たった最後の一体は。 何事もなかったようにヤシの上に戻った。 その光景にこの場の全員が目を取られた。 その刹那だった。 閃光のように『それ』はその場を駆け抜けた……。 「そこの貴様は邪魔だ、そこ退きな……!」 「ん?」 そして、一瞬だった。 閃光のように放たれた一撃。 パンチを放ったのか、キックを放ったのかこの場の誰もが検討が全くつかなかった。 その一撃でノーベルは大きく吹っ飛んだ。 「ノーベルさん!?」 「急所は外した。今の一撃で消滅はしないだろう」 「貴様……!」 アパパネはまた飛翔し、その男の右肩に乗った。 いや、男かもしれないし、女かもしれない。 定かではない。 「クーの槍を持つ少女……お前はカメハメハか?」 「そうだ!」 「お前は一体……」 ⇒「何者だ!」 右腕にアパパネが乗っているモノ。 背後には烏賊もしくは蛸のような触手。 龍を思わせるような鱗を纏った肌。 『異形の怪物』 そう思わせるには十分であった。 「カナロア……クラスはそうだな、フォーリナーだ。 ハワイの四大神の一柱を務めさせていただいている」 カナロア。 立花も名前だけはどこかで聞いたことがある。 魔法と冥界の神の側面を持つ者だと。 『この反応はフォーリナーです!』 「あ、うん……今聞いたよ」 『間違いなく神霊クラスのサーヴァントですよ!』 「なんでそんな奴が……」 カナロアはカメハメハと立花を観察するように観る。 ビビりそうになったが、それを抑える。 「……戦う前からあーだこーだと口上を垂れる必要もない。 ただ圧倒し、力でねじ伏せる……それだけだ」 凄まじいまでの闘気。 カメハメハが戦った中で桁が違う。 底が知れない。不気味さすらある。 「戦う前……つまり……」 「行くぞ、カメハメハを名乗る少女よ……!」 「そうか。どんな相手だろうとアタシは負けない……!」 両者、高速で移動していく。 一気に距離を詰めて、接近戦を始める。 「武器は?」 「必要ない」 カメハメハの振るう大型槍を躱して、カナロアは蹴りを放つ。 まさに文字通りの神速。神脚。 「引かぬか」 「タイマン勝負に必要なのは……気合いだ!」 「その心意気はよし……だが……!」 「ハワイの海神の神技に届かすには少しばかり青い……!」 大波の如き連打。 拳法使いとはまるで根底が違う。 ただ単純に純粋な力と速さで押してくる。 「我が名をその魂に刻み込めッ! 『龍王(ロード・カナロア)』ァァァッ!!!」 さらに加速していく。 荒海に飲まれるような感覚に陥る。 蹴りのラッシュで連撃していく。 初撃、二の足、三の足と……防ぐことも反応することもできないほどの乱打。 「終いだ……!」 最後の一撃。 大きく、大きく吹っ飛ばされた。 まるで風に舞う羽根のように軽々と。 そして、砂浜に叩きつけられるような形で落ちた。 「カメハメハ!!」 「大丈夫です、まだ……やれます!」 「今のを耐えたか」 「無論です……大切なものを守るためなら何度だって立ち上がってやる。 たとえ相手がカナロア神……貴方だって……!」 カメハメハは砂浜に槍を突き立て、また立ち上がる。 その眼はカナロア神がよく知っている男と同じ眼をしていた。 「………戦うことに、安心など求めるな」 「それは無理な話ですね」 「やはりな、その槍を持つ者ならばそう答える。 なんせ戦いの神のクーの奴の……いや、クーそのものだからな」 「そんなことは知っている! それよりも今回の案件を解決してカルデアに帰る、それだけだッ!」 確かに今、間違いなく…… ――――『最強の大王』がその地のその場に降臨していた。 「そうか、ならば終いだ」 強く砂浜を蹴る。 砂塵が舞い、カナロア神の姿が一瞬で消える。 もはや見ることも敵わない。 敏捷EXくらいあるだろう。 そこにいるのかすらわからないくらいにまるで消えたように。 『……ッ、先輩!?』 「どうしたの、マシュ!?」 『フォーリナーの反応が……完全に消失しました!』 「な、なんだって!?」 「逃げた……?」 その数分後であった。 砂を蹴る足音が聞こえてきた。 「おう、俺ちゃんが一人で頑張って聖杯回収してきたぜ~~~~」 !? ◆ ◆ ◆ 少々、時間は遡る。 「ハッハッハ、あのカナロア神に蹴っ飛ばされてなお無傷で生きてるなんてやるね」 「俺ちゃんの幸運はEXだからな~~~~ 俺ちゃんの飛んだ方向に『たまたま』お前さんがいたからね」 ノーベルさんは無傷だった。 いや、見た目は無傷だが肉体のダメージは割と深刻なものだった。 「で、お前さんが黒幕か?」 「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」 「随分と曖昧な答えだな~~~~~。 ――――つか、あの嬢ちゃんと同じ槍を持ってるというと…アレか?」 「まあそうだな、オレはルーラーだ、オレの国では必然的にそうなる」 「ほう、金色の王ってのはどの時代どこの国でも大差なく変わらんらしいな~~~」 圧倒的な自信。 黄金の王が笑う。 「で、やるかい?」 「いんや~~俺ちゃん、戦いは不得意なんでね~~~」 「賢明な判断だ、なんせここで一番強いのはオレだからな」 「ほぉ~~ん、あのフォーリナーよりもか?」 「そうだ、バーサーカー……いや、『アルフレッド・ノーベル』」 真名がバレている。 特に何もしていないのに。 そして、ノーベルはスタンした。 「真名看破スキルでの拘束かよ~~~。 はぁ~~~これだからルーラー連中は~~~」 「アンタのダイナマイトの威力じゃこっからあっちに攻撃が当たっちまうだろう?」 「ご名答、当てることも可能だ、なんせ俺ちゃんは稀代の天才だからな」 「だから、邪魔されたら困る」 黄金の王は見届ける。 カメハメハとカナロア神の戦いを。 そこでノーベルはピンときた。 自分の勘を過信しまくってるので分かった。 「しかし、コレで本当に来るなんてな」 「? そいつは~~~!」 その手には黄金の杯。 間違いなく聖杯。 「マカヒキで使う杯がどうやら聖杯だったらしい」 「んじゃあ、その聖杯くれ」 「ああ、いいぜ」 「!? いいのかよ~~~」 「必要なのであろう? それにオレには必要ない」 黄金の王は聖杯をノーベルに譲渡した。 特に何事もなく。 「レイデオロさんよ、サンキューな~~~~!」 「レイデオロ……『黄金の王』か、中々カッコイイな! キングであるオレを表すには丁度いい! だが……」 「いや、知ってるよ、お前さんの真名くらい……どうせあのお嬢ちゃんと同じだろ?」 「うむ」 そして、ノーベルは聖杯を入手し、立花たちのもとに戻ったのであった。 ◆ ◆ ◆ こうして、なんやかんやで目的を果たして果たしてしまった。 「目的は果たしたし、これで帰れるね……」 「…………はい」 「おっと、不完全燃焼は不味いぜ? 帰ったら……」 「トレーニングに行きますよ……! Xさんやえっちゃんさんと一緒に!」 「俺ちゃんはパスな~~~~そういうのは柄じゃねぇし~~~。 でも、一つ言っておくがちゃんと休めよ」 「言われなくても……わかってますよ!」 課題は山積み。 立ち止まってなどいられない。 だから、もし次に相対することがあるならば…… (今度は負けない……!) 小さな王は決して折れない。 自分を曲げない。 それだけは絶対に貫く。 そう決めたのであった。 特異点に戻る ◆ ◆ ◆ 「で、強かったか?」 「見所はあった。資質も悪くはない」 「そりゃあ、異世界のオレだからな!」 「女の子になってるんだぞ、異世界のお前……」 黄金の王は笑う。 海神は呆れたような表情を浮かべる。 赤き怪鳥も笑ったような鳴き声で鳴いた。 「しかし、力試しくらい何故自分でやらない」 「? それくらい言わなくても分かるだろ?」 「この国で一番強いのは――――オレだからな!」 その自信は決して揺らぐことはない。 それが自分を貫き、王になったこの男なのだから。
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/5016.html
登録タグ:YouTubeチャンネル どうしてこうなった ホラー 個人差が分かれやすいワード 動画 危険度3 謎 このワードを検索すると今から行きますというテロップに不気味な写真が背景の数秒の動画がヒットする。 9月現在もYouTubeチャンネルで動画が高頻度で投稿されている。 動画で使われている背景は拾い画を加工したものが使用されている。 分類:謎、ホラー 危険度:3 (人によっては1〜4まで変動する) コメント これ雰囲気大好物なんだよなあ -- 名無しさん (2022-09-26 10 53 44) これ危険度2か? -- 名無しさん (2022-09-26 11 49 20) 田舎の石柱がサムネになってる奴もあるし危険度3でもいいと思う -- 名無しさん (2022-09-26 11 52 50) ホラー要素だけでも余裕で危険度3あるだろこれ。それに加えて↑の要素あるんだから4でも違和感ない -- 名無しさん (2022-09-26 12 06 34) タグ:ホラーは? -- (ロリ)た (2022-09-26 12 44 01) プチエンジェルの画像もあった -- 名無しさん (2022-09-26 13 02 39) 危険度1でもいいのでわ -- 風吹けば名無し (2022-09-26 13 37 09) 空港のやつといい、制服といい、最近のレベル2はちょっと詐称が多いのでわ -- 名無しさん (2022-09-26 13 59 57) 案外真相は頭弱い系の人が画像コレクション代わりに投稿してただけだったりして。「今から行きます」は本人しかわからない隠語みたいな -- 名無しさん (2022-09-26 14 56 45) これ個人的には危険度3くらいに感じた… -- ずっとそばにいたよ (2022-09-26 15 37 46) 登録される前から知ってたけど、ホント苦手。マジで4くらいあってもおかしくないわ。2は設定ミス -- 名無しさん (2022-09-26 15 46 59) 怖いなぁ...怖いなぁ...(稲川淳二風) -- 霧雨カッキー (2022-09-26 17 10 18) shorts動画が登録されたのは初めてだね。 -- ゲーム太郎 (2022-09-26 17 33 41) こっちにこないで(懇願) -- 名無しさん (2022-09-26 20 02 55) Coming soon的なやつかな(?) -- ナイル (2022-09-27 00 31 45) DHMISのFLYより謎が深い… -- Yellow Guy (2022-09-27 15 48 37) 危険度3くらいでいいと思う -- 名無しさん (2022-09-27 19 25 31) イキスギィ! -- 名無しさん (2022-09-28 20 07 26) この動画によく来るコメントも狂気じみてるんだよなぁ・・・ -- 名無しさん (2022-09-28 23 20 55) 今から逝きます -- ねこた (2022-10-01 16 58 35) 今からイキます -- 自称ホモガキッズ (2022-10-01 19 24 36) 今からイキましょう!(ヒカマニ) -- 霧雨カッキー (2022-10-02 00 15 25) これも個人差が分かれやすいワードになりそうだね -- 名無しさん (2022-10-02 08 00 41) 危険度1かと思ったけど、虫の画像がヤバいから2が妥当なのかな。 -- 旧式 (2022-10-03 04 58 33) マクドナルドノワダイよりずっとやばい? -- 名無しさん (2022-10-08 09 33 32) このチャンネル最近コミュニティで -- 名無しさん (2022-12-03 20 38 34) ネタ化してきているという -- 名無しさん (2022-12-03 20 38 59) …キリンor水溜り何某、出番だぞ。はよ -- 通りすがりの仮面ライダー (2022-12-26 08 37 03) コレコレが5月ぐらいに生配信の冒頭でこのチャンネルについて触れてから、たまに見に行ってる。 -- 名無しさん (2022-12-26 14 22 34) コメントしたらイイネ返してくれたのは意外だった -- 名無しさん (2023-01-25 02 41 04) 危険度高すぎ 2でいい -- 自宅へ一直線 (2023-02-21 17 30 26) アイコンの元ネタ気になる -- 強風オールバック (2023-05-14 09 26 14) 今から行くっぽい…? -- 名無しさん (2023-07-17 10 36 26) サムネが、あたしはもうお嫁にいきませんやかあちゃんの証明写真などあるから、個人差が大きいのかな -- 名無しさん (2023-08-24 21 10 25) もう1年ほど動画は投稿されてないけどショートは今でも投稿されてるね -- 名無しさん (2024-02-23 00 23 40) と言うか興味本位で動画にコメントしたら爆速でコメントにいいねがついた通知来たのが1番怖かった -- 名無しさん (2024-02-23 00 24 40) 本当に色んな写真投稿しててすごいなって思う -- 名無しさん (2024-02-28 01 35 03) 無害な画像が大半だがたまに地雷を踏む場合があるので注意(グロ・ホラー画像) -- 名無しさん (2024-08-09 22 01 18) 最近は色んな曲の音源使い出してますよ。 -- 名無しさん (2024-08-15 14 55 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ugougowiki/pages/22.html
「うさぎになったバリスタ」は、以下の3つのことを指す。 ご注文はうさぎですか?の作中に登場する、青山ブルーマウンテン(未作成)の小説。 小説が同作中で映画化されたもの。 小説を元にした青山ブルーマウンテン(早見沙織)のキャラクターソング。 小説 青山ブルーマウンテンの小説であり、彼女の代表作である。 モデルは青山が足繁く通っている喫茶店(未作成)で、登場人物には「うさぎになったバリスタのお爺ちゃん(未作成)」、「ジャズでその喫茶店を経営難から救ったバーテンダーの息子(未作成)」、「ライバルの甘味処(未作成)のお婆さん」などがいる。なお、当の本人からの感想は、「面白かったが、自分より息子の出番が多かった」と息子へのやっかみ半分なものであった。また、孫娘(未作成)が初めてそのタイトルを目にした時には、「他人事とは思えないタイトル」と驚いていた。 感動作で、泣けると評判になっている。それが如実に表されているのが、後述の映画を見たココア(未作成)とチノの反応である。 映画 上述の小説が映画化されたもので、ココア達7人が鑑賞した際に流行していた。 メグ(未作成)が見たいとマヤ(未作成)(*1)と一緒に見に行き、その帰りにチノと会い彼女にパンフレットを見せた。 その後、千夜(未作成)が青山に余ったチケットを譲り受けたことからココア達も見に行くことになった・・・のだが。 ココア 開始5分で涙腺崩壊するも、チノの隣であったためお姉ちゃんの意地で涙を堪えていた。しかし、ティッピーの号泣をチノが泣いていると勘違いし、その感情を露わにした。後半は、寝不足が祟り寝てしまっていた。 チノ ココアと同じタイミングで瞳が潤んだが、ココアにからかわれるの恐れて涙を堪えていた。後半は、寝てしまったココアに対し最後まで見ていた。 リゼ(未作成) 初めての映画館(*2)で、内容そっちのけで家のテレビ(*3)より大きいスクリーンに感動していた。 千夜 台詞に注目し、メニュー名の参考にするためメモをしていた。そのため、断片的にのみ内容が入ってきており、話の流れなどはほとんど頭に入っていなかった。 シャロ(未作成) 軽食を買うお金をケチった結果空腹に襲われ、鑑賞どころではなくなってしまった。 と、チノ以外は肝心の内容以外に気を取られていた。 キャラクターソング 曲名 うさぎになったバリスタ アーティスト 青山ブルーマウンテン(未作成) 作詞者 高瀬愛虹 作曲者 中畑丈治 編曲者 中畑丈治 ごちうさブレンド(未作成)に収録され、後にorder the songsにも収録された。 その歌詞は香風家の複雑な事情を綴っており、感動作である小説に違わず、「ご注文はうさぎですか?」という作品を深く知っていれば知っているほど味わい深いものになっている。このため、ポップな曲調が多いごちうさのキャラソンでは異色のバラード調になっている。 この曲の歌詞と、作中の描写などからチノとティッピー、タカヒロ、そして他界したチノの母に関する考察をする人もいる。詳細は「ごちうさに関する考察(未作成)」を参照。 青山ブルーマウンテン(未作成)の曲 ←前の曲 次の曲→ うさぎになったバリスタ きらめきを探しに 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki5_milk/pages/19.html
https //www.rememberthemilk.comを使うとHTTPSでアクセスできます。 送信されるパスワードは常に暗号化されます。